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国際政治・世界事情

681千葉9区:2009/06/17(水) 23:36:12
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/06/post-220.php
イスラム体制
混迷テヘランは第2の天安門では収まらない
Tiananmen In Tehran

中国と異なり政治的自由を知るイラン市民の反発は弾圧では抑えきれない。ハメネイ批判の高まりと相まって「イスラム共和制の崩壊」が始まるのか

2009年06月17日(水)18時01分
マイケル・ハーシュ(ワシントン支局)
 2年前の6月に私がイランを訪れたとき、はっきりしていたことが1つある。宗教上の最高指導者が国の最高権力を持つ「イスラム共和制」が近い将来崩れる兆候は、ほとんど見られなかったということだ。多くの市民は聖職者を嫌悪していたが、わずかな例外を別にすれば、反政府的な意見はほとんど聞かれなかった。

 それが6月12日に行われた大統領選挙で一変した。聖職者たちにとっては、90年代に改革派のモハマド・ハタミ大統領を誕生させた民主化運動をはるかに超える激震となる可能性が高い。

 これまで最高指導者のアリ・ハメネイ師と保守強硬派のマフムード・アハマディネジャド大統領率いる政府は、少しばかりの自由な空気と「ばらまき政策」で国民のノンポリ化を促すという狡猾な戦略を取ってきた。

 彼ら宗教的保守派が公然と手本にしてきたのが「中国モデル」だ。89年の天安門事件後、中国政府はよりよい暮らしを求める市民の渇望を経済成長に向けさせることで体制批判の封じ込めに成功した。

 イランでも、90年代の改革機運が同じような方法でつぶされた。アハマディネジャドら「新保守派」は、ハタミ時代の社会改革の大部分を維持する一方で、取り締まりの対象を体制批判に絞り込んだ。

 だが今、ハメネイらの行き過ぎたやり方は、かえって彼らの立場を危うくしている。イスラム共和制の正当性は広く認められているが、最高指導者としてのハメネイの地位は西側で考えられているほど強固ではない。

 ハメネイは今回の大統領選でも対応の甘さを露呈した。当初、アハマディネジャドの勝利は「神から授かったものだ」と宣言。しかしその後、改革派の反発を受けて投票の再集計を受け入れる羽目になった。

ハシェミ・ラフサンジャニ元大統領のように、ハメネイの判断に公然と疑問を投げかける有力者も現れた。最高指導者に意見するなど、以前なら考えられなかったことだ。


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