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国際政治・世界事情

560千葉9区:2009/05/06(水) 13:07:34
>>503-504>>513
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090506-OYT1T00095.htm
実質的「プーチン支配」…メドベージェフ大統領の就任1年

 【モスクワ=緒方賢一】ロシアのメドベージェフ大統領は7日、就任から1年を迎える。前任のプーチン氏が首相を務める「二頭体制」でスタートしたが、大統領は前政権の基本路線を忠実に踏襲し、実質的に「プーチン支配」が続いている状況だ。

 資源頼みだったロシア経済のもろさが金融危機で露呈する中、有効な景気対策は打ち出せず、国民の不満が強まりつつある。

 メドベージェフ大統領は4月中旬、クレムリン批判の急先鋒(せんぽう)である「ノーバヤ・ガゼータ」紙と会見し、汚職対策に取り組む姿勢を強調した。さらに人権問題に関する会議では、民間活動団体(NGO)の環境改善に向けて法改正する方針を示すなど、独自色を打ち出す兆候と注目された。政権幹部の資産公開や自身のブログ開設など、新たな取り組みも始めた。


 ◆国民の信頼度…プーチン53%、メドベージェフ41%◆

 だが、国民の間ではプーチン首相の存在感が依然として大きい。「全ロシア世論調査センター」が4月下旬に行った信頼度調査では、プーチン首相の53%に対して、メドベージェフ大統領は41%と水をあけられ、就任以来、首相を下回る状況が続いている。

 大統領にとって、最初の試練は昨年8月のグルジアとの戦争だった。軍事的な勝利に続き、南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を承認し、欧米との関係は冷却化した。11月には米国のミサイル防衛(MD)の東欧配備に対抗措置を発表したが、一連の強硬姿勢は、軍や治安機関を掌握するプーチン首相が指揮したといわれる。

 大統領任期を4年から6年に延長した憲法改正にしても、プーチン氏が国家元首へ復帰するためのおぜん立てとの見方が強い。

 ◆独自人脈なく、政策はプーチン頼み◆

 政治学者のドミトリー・オレシキン氏は、「大統領には政権運営に必要な独自の人脈がなく、政策決定で首相と緊密に調整している」と、プーチン首相に頼らざるを得ない現状を指摘する。


 大統領にとって、誤算だったのが経済の急速な悪化だ。輸出収入の3分の2を占める原油や天然ガスの価格が下落し、4月の外貨準備高は就任時より約30%も減少。資源輸出の利益で積み立てた基金を取り崩し、歳入不足を補う事態に陥っている。

 雇用情勢も深刻だ。政府発表の失業者は約230万人だが、長期の自宅待機を命じられるなどして700万人以上が働き口を失ったとの推計もある。「経済の悪化が社会不安につながることが、政権にとって最大の懸念材料」(外交筋)となっているが、財政悪化で大胆な景気刺激策は取れない状況に追い込まれている。

(2009年5月6日01時18分 読売新聞)


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