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国際政治・世界事情

393千葉9区:2008/11/18(火) 00:29:56
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/081004/erp0810042101007-n1.htm

ロシア、政党政治の危機…民主系・右派連合が“官製野党”に (1/3ページ)
2008.10.4 20:47

このニュースのトピックス:ロシア・CIS
 【モスクワ=佐藤貴生】旧ソ連崩壊後のロシアで一時、主要な政治勢力を形成した民主系政党「右派連合」が政権寄りの2党と新党を結成し、“官製野党”に生まれ変わる。プーチン政権下の8年間で上下両院は与党勢力が圧倒的多数を占め、民主勢力は行き場を失っていた。新党結成協議にはクレムリンの意向もはたらいているもようだ。メドべージェフ政権でも引き続き、与野党ともに意のままに操ろうとするクレムリンの方向性がうかがえる。

 「右派連合」のゴスマン議長代行は2日、新党に合流する「民主党」と「市民勢力」の代表とモスクワで記者会見し、「リベラルの理想を公の政治の場で維持するため、やむを得ない選択だった」と述べた。

 民主党と市民勢力はリベラルを掲げつつも政権に近いとされ、英字紙モスクワタイムズによると、両党代表は会見でも「競争原理が働く複数政党制を守るため」という理由で、クレムリンから新党結成のお墨付きを得ていることを示唆した。


 一方、右派連合と長年、合併協議を続けてきた改革派野党「ヤブロコ」のイバネンコ副議長は、「私たちは全く違う政党になった」と決別を宣言した。右派連合は第一副首相を務めた当時の改革派ネムツォフ氏らが設立。欧米との経済関係強化などを打ち出し、エリツィン政権末期に下院で与党の一角を占めた。

 しかし、プーチン前大統領は就任早々の2000年、大統領の上院議員に対する解任権を拡大し締め付けを強めた。さらに、下院ではクレムリンの肝いりで設立した政党「統一」が勢力を拡大し、右派連合は03年の下院選で議席を失い、昨年の下院選での得票率は1%にも達しなかった。

 プーチン政権は「非民主的な議会だ」といった欧米からの批判を避けるため、表面上の敵対勢力である新党づくりにたびたび動いてきたとされる。03年9月に結成された中道左派の「祖国」は同年末の下院選で躍進、共産党の大幅な議席減につながった。06年10月に左派系野党などが結成した「公正ロシア」も、今では完全に「第2与党」と位置づけられている。


 クレムリンが今回、新党結成に合意した理由についてはさまざまな憶測が流れている。ロイター通信は、原油高で急増した高所得者層が、現在進行中の金融危機への政権の対処に不満を持ち始めた場合の「安全弁」として活用する狙いがある−との専門家の分析を紹介している。

 新党は11月に正式旗揚げし、地方選などに候補を立てる意向だ。

 しかし、議会と主要メディアをほぼ完全に支配している現政権への対抗勢力とはなりえず、「テレビ出演の回数が増える程度ではないか」と冷めた見方も出ている。


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