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国際政治・世界事情

377千葉9区:2008/10/14(火) 22:42:16
国連の舞台裏:安保理席を巡る戦い/上 「常勝日本」の試練
 ◇かわせるか、多選批判
 国連総会は17日、安全保障理事会非常任理事国(10カ国)の5議席(来年1月から2年)を改選する。10回目の議席確保を目指す日本はアジア枠1議席をめぐりイランと争う。その舞台裏を報告する。【ニューヨーク小倉孝保】

 「バングラの悪夢」。78年の非常任理事国選を日本関係者はこう呼ぶ。慢心した日本に対し、対抗馬となったバングラデシュは各国駐在の自国大使をニューヨークに集めて選挙運動させるなど遮二無二戦い、勝利した。

 これを機に日本は、どの国が相手でも徹底して各国外交団を回って支持を集め、票読みを重ねる「どぶ板選挙」戦術を採用し、96年には強豪インドに圧勝。選挙の強さから国連では今、「常勝日本」と呼ばれるほどだ。

 今回のイランは、核開発問題で安保理の制裁を受けていることもあり、国連内には「日本の勝利は堅い」との見通しが強い。しかし、日本の国連代表部の合言葉は「バングラの悪夢を忘れるな」だ。

 「常勝日本」対「制裁対象国」だが、日本には不利な面もある。非常任理事国になったのが1度(55年から2年間)だけのイランに対し、日本は9回でブラジルと並び最多。「安保理を独占するな」とのイランの主張に理解を示す国もある。

 また、国連では各国がさまざまな選挙で、互いに支持を約束する「票の貸し借り」を行うが、多くの選挙に立候補する日本は貸せる票が少ない。「原油高騰で潤うイランが選挙にお金をつぎ込んでいる」との情報も駆け巡る。

 無記名投票のため最終盤で票が転ぶ怖さもある。高須幸雄・国連大使は「日本は安保理入りすれば、小さな国にも情報を提供するなど丁寧な外交をしてきた。そうした姿勢が支持されると思う」と期待を込める。

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 ■ことば

 ◇安保理非常任理事国選挙
 10議席のうち毎年半数を改選し、国連総会(加盟192カ国)の投票で決める。当選には投票国数の3分の2以上の支持が必要。必要票を得る国が出るまで投票を繰り返す。任期は2年。

毎日新聞 2008年10月14日 東京夕刊


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