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国際政治・世界事情

349とはずがたり:2008/04/01(火) 01:25:26
中東や南アジアを東アジア(東亜・大中華圏)と一緒のアジアを括るのは欧州人の横暴と驕慢以外の何者でもないと思うからこの題名はどうかと思うけど。

アジアの選挙/「西側標準」が絶対ではない
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2008/03/20080331s01.htm

 パキスタンでは、運動期間中に野党党首が暗殺された。イランでは、反大統領派候補1700人が「立候補資格なし」として選挙戦に名乗りを上げられなかった。民主化へ歩みを進めたはずのブータンでは、皮肉なことに初めての総選挙が事実上の一党支配という結果に終わった。

 選挙という、制度としての民主主義が確保されている国に住む者の目から見ると、最近アジア各国で行われた国会選挙(総選挙)は、それぞれに不幸を抱えているように見える。

 ブータンを例にみる。開明的な先代国王が、自ら王位を皇太子に譲り、新憲法制定、立憲君主制の政体樹立のために行った初めての総選挙だった。

 中国、インドという成長する大国に挟まれた小国の、生き残りをかけた選択。しかし、水力発電とインドへの売電により、着実な近代化を進めた先代国王に対する信は厚く、民主化より国王親政を望む声が、選挙期間中もささやかれていたという。

 「国民の間には、民主化に対する期待よりも、恐れの方が強かった」と、英誌エコノミストは指摘する(電子版)。国王親政時代の閣僚経験者をそろえたブータン調和党に支持が集まったのは、そうした「恐れ」の表れなのかもしれない。

 イラン総選挙では、強硬派アハマディネジャド大統領が、ハタミ前大統領をはじめ、反対勢力封じ込めに動いた。

 欧州連合(EU)をはじめ、国際世論は、一斉に選挙の正当性に疑問を投げ掛け、大統領を批判した。だが大統領が明白なルール違反を犯すには、相応の事情も伝えられている。

 イラン国内では年率20%に達するインフレが進行、国民の不満は高まっており、来年の大統領選では、既にアハマディネジャド氏苦戦が伝えられている。

 大衆的人気を獲得した大統領に国民が「ノー」を突き付けるには、ホメイニ師の流れをくむ宗教保守派に支持を集中した方が、穏健派を直接支持するより効率的―。国民にそんな打算が働いているという海外メディアの見方は、うがちすぎとはいえないものかもしれない。

 ある新聞は、テヘラン市民のこんな談話を伝えている。

 「ハタミ氏は(宗教保守派に)何もしたいことをさせてもらえなかった。アハマディネジャド氏の横暴もいさめてもらえるだろう」

 不正や弾圧、腐敗の情報に接するにつれ、われわれはその国を「ダメな国」とみなしがちになる。だが、強権的大統領を追い詰めたパキスタン野党陣営が、波乱なく一様の幸福を実現できるとは想像しがたいことを思えば、「民主勢力イコール善」といったわれわれの図式は単純にグローバルスタンダードだなどとは言い切れまい。

2008年03月30日日曜日


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