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国際政治・世界事情

1130チバQ:2010/01/21(木) 21:44:12
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/147462
ハイチ大地震 中台 救援競い合い
2010年1月21日 02:01 カテゴリー:アジア・世界
 ハイチ大地震で中国と台湾が救援をめぐる綱引きを演じている。中国政府は、地震の一報が入った13日の夜には国際救援隊を派遣、親台湾派のハイチへの「救援外交」(中国紙)で存在感を示した。一方、台湾も馬英九総統は25日からの中米訪問で、ハイチの隣国ドミニカ共和国に寄り、地震の復興や被災者救援について意見交換する。中南米には台湾と外交関係のある国の半数以上が集中しており、存在感をアピールする方針だ。 (北京・椛島滋、台北・小山田昌生)

 地震発生を受け、中国政府は直ちに動いた。2008年5月の四川大地震の経験を生かし、北京郊外で訓練中の国際救援隊が空港に集結。兵士、医師、報道機関などで構成した第1陣の60人は、地震発生から15時間後に出発した。現地入りも米国や旧宗主国フランスなどに続き4番目だった。

 中国の国際救援隊が直行した先は、倒壊した国連ハイチ安定化派遣団の本部ビル。国連平和維持活動(PKO)に参加の中国隊員8人がビルのがれきに埋まっていたからだ。同隊救助チームは14日から徹夜で捜索、16日には全員の遺体を発見した。

▽自国民優先か

 中国政府は即座に8人を革命に献身したことを意味する「革命烈士」として英雄化。20日に北京で開いた8人の国葬に、胡錦濤国家主席ら指導者が参列、国営テレビも生中継した。

 ハイチは、中国とは国交がなく、台湾と外交関係がある。中国政府の迅速な対応と、この8人の英雄化の背景には、国内外に対して「大国の責任を果たしている」とのイメージをアピールし、救援をてこにハイチとの国交樹立を図るという思惑もあるとみられている。

 実際、地震直後の胡主席の指示は「あらゆる手段で(生き埋めの)兵士たちを救出せよ」というものだった。このため、19日の中国外務省定例会見では米国メディアが「中国の救助チームは8人とともに帰国するのか」と質問。馬朝旭報道局長が「そんな見方は完全な間違い。救助チームはハイチ政府からも歓迎され、別に国際救援隊医療チームも活動している」と気色ばむ場面もあった。

 ただ、「天地を覆い隠すほどの(政府の)宣伝は、死んだ兵士たちも望んでいない」とのネット上の書き込みもあり、批判する意見もある。

▽専用機に物資

 一方、ハイチと外交関係のある台湾も中国側の支援攻勢に手をこまねいてはいられない。25日から中米を訪れる馬英九総統は28日にハイチの隣国ドミニカ共和国に寄り、同国政府とハイチの震災復興や被災者救援について意見交換する予定だ。

 今回の中米訪問は27日にホンジュラスで行われるロボ新大統領就任式への出席が主な目的だが、台湾外交部(外務省)は総統専用機にハイチへの救援物資を積み込む考えを明らかにした。台湾当局はハイチに救助隊や医療隊計56人を派遣するとともに、500万ドル(約4億5千万円)の緊急援助を決めている。

 中南米には台湾と外交関係のある23カ国のうち12カ国が集中。対中融和政策を進める馬政権は、中国と友好国の奪い合いをやめる「外交休戦」方針を掲げてきたが、復興支援を機に中台の駆け引きが再燃しそうだ。

=2010/01/21付 西日本新聞朝刊=


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