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国際政治・世界事情

1115チバQ:2010/01/18(月) 22:04:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20100119k0000m030083000c.html
ハイチ大地震:スラム住民の生活直撃 危険地に家屋密集
 【ポルトープランス吉富裕倫】「お金がないからここに住むしかなかった」。ハイチ大地震で崩壊したポルトープランス市内のスラム地区に住む女性、ニンダ・シラクさん(23)は、コンクリートブロックの壁が崩れ落ちた自宅でぼうぜんとつぶやいた。政府が危険地域とみなす急斜面の一帯はほぼ全壊。震災は貧困世帯を直撃した。

 シラクさんの自宅は、切り立った急斜面に住宅が密集するメニリ地区にあった。トイレも電気も水道もない、12平方メートルの小部屋2室に親族9人の生活。屋外の共用トイレを使い、水はバケツで運んできた。キッチンはなく、石炭で火をおこして料理を作っていた。

 メニリ地区は70年代、政府が住宅の建てられない危険地域に指定することをいったん決めた国有地。だが法律が施行されないまま、勝手に地主だと主張する人たちが土地を売り始めた。住宅に適した他の私有地に比べ、半額から4分の1の価格で家が建てられた。

 親族のうち、働き手は小売商の母と屋台で総菜を売るシラクさんだけ。2人の月収計約6000グールド(約1万5000円)しかない一家にとって、他の土地は選択肢になかった。

 同地区の小売店経営の女性、エルビー・ピエールさん(42)も自宅が倒壊し、避難所暮らし。22歳と16歳の娘2人を震災で失った。「急斜面でも自分の家は岩の上だから大丈夫だと思っていた。でも砂地の上でも岩の上でも危険な場所だった」と嘆く。

 斜面に石を積み上げ土台を作り、コンクリートブロックとトタン屋根の住宅が重なるように建つ同地区では、雪崩のように住宅が崩壊した。10年以上住むジョー・ジョネルさん(31)によると、住民数百人のうち約60人が死亡したという。

 政府関係者によると、ハイチには日本の建築基準法にあたる法律は事実上なく、誰がどんな建物を建設しようが行政のチェックは全くないという。

 ジョネルさんは「メニリに住んでいるのは貧しい地方から都会に働きに来た人々。危険な場所でも、お金がなければ必要に応じて住むしかない」と話した。


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