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文部スレ

3442とはずがたり:2017/09/14(木) 17:08:00
実際に、最近では民進党の山尾議員の幹事長登用が失敗に終わり、イメージを大きく引き下げてしまいました。
大学においても同様です。過去には、無理に評論家やスポーツ指導者などを要職に起用し、大きくもめた大学もあります。
その点、共愛学園前橋国際大学は若手起用が中心です。
現在の大森学長は2003年、学部長となります。候補となった時点では34歳、ポストは教授ではなく、専任講師でした。
学部長就任と同時に助教授(現・准教授)に昇格しますが、それでも准教授を学部長とするのは異例のことです。
なお、現在の学部長は村山賢哉准教授ですが、やはり、大森学長と同じく30代で選出されています。

村山学部長。事情を知らない人は若さに驚く。
村山学部長。事情を知らない人は若さに驚く。
大森学長の就任時は48歳。学長としては相当、若いと言えるでしょう。ただ、これは若ければいい、というわけではない、と大森学長は話します。
「前々学長は当時の理事長でしたが、年配でした。大学の理念を熱心に説いてくれる方で、学内みんなが必要と感じたからこそ就任をお願いしました。私についても学長候補者選考委員会は相当悩んだようです。私自身も、私よりはきちんと学内を治める人の方がいい、と感じていました」
なお、学長候補者選考委員会は、委員の半数以上が教職員から選ばれます。この委員会の候補者決定に対して教職員全員の信任投票があり、理事会に上程されて最終的に任命するのは理事長です。
「教職員が人選をする、ということは自分たちの大学の現状や課題を分析し、それに対応する人選をする、ということです。実際、私が候補となったときは学長を補佐する体制をきちんと組むことが付帯条件となりました。このような選出方法ですと、学内に学長を選んだ責任感が醸成されます。同時に、学長は学内に力強い応援団を持つことも意味します」(大森学長)

受験生が増加、群馬のトップ私大に

共愛学園前橋国際大学の努力は徐々に評価されていきます。
当初は「共愛は受けるな」との姿勢だった、地元・群馬の教員も変化していきました。
「共愛でもいい」に変わり、「共愛はいい」に、そして、「共愛を受けろ」にまで変わりました。
現在では、地元の国公立大学(群馬大学、群馬県立女子大学、高崎経済大学)との併願が約3割を占めます。

現在の状況を地元の高校教員はこう評します。
「現在は、大学の教育が信頼できる。生徒には、『国公立と合わせて受けなさい』と指導している。ただまあ、難易度が上がった分だけ、落ちる確率も高くなった。現状では落ちた場合のフォローの方が大変だ」

偏差値も上がり、文科4冠王かつ学長評価で全国5位

共愛学園前橋国際大学のモットーは、「学生中心主義」「地域との共生」「ちょっと大変だけど実力がつく大学」です。
その評価は地元・群馬県内にとどまりません。
冒頭でもご紹介した通り、『大学ランキング』(朝日新聞出版)の2018年版の「学長からの評価〜教育面で注目」ランキングでは全国5位。
そして、スーパーグローバル大学等事業(GGJ)、地(知)の拠点整備事業(COC)、大学教育再生加速プロジェクト(AP)、地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)という文部科学省の大学支援施策4本すべてに採択されています。
偏差値も、表のようにFランク寸前だった状態から10ポイント以上、上がっています。

グローバルでも、地域が重要

グローバル関連の事業の採択を受けると、大半の大学では、海外大学との連携に動きます。
共愛学園前橋国際大学は地元・群馬の企業であるサンデン、あるいは伊勢崎市、群馬県などとの連携に動きました。
サンデンは車のエアコン・コンプレッサーで世界トップシェアを誇る企業です。
「本学の学生は平均すれば80〜90%が地元・群馬県出身。そして、70〜80%が群馬県内に就職していきます。世界を飛び回るビジネスマンとか、最先端の研究者育成という意味ではグローバルではないかもしれません。しかし、群馬県内にはサンデンのようにグローバル企業が多数あります。働く場所は群馬県内だったとしても、グローバルを意識しなければなりません。小中高の教員はどうか、と言えば群馬県は外国人労働者の多い県です。子弟も外国人が多く、やはりグローバルを意識する必要があります。これは自治体職員も同様でしょう。民間企業であれ、教員・公務員であれ、地元に就職するにしても、グローバル人材が必要です。むしろ、地方都市にこそ、グローバル人材が必要でしょう」(大森学長)

地域(ローカル)に根付くグローバル人材をグローカル人材とも呼びます。
共愛学園前橋国際大学は、このグローカル人材を育成する大学であり、その点で高く評価を受けています。
「文部科学省にはグローバル人材育成推進事業を説明する際、『本学は羽ばたかないグローバル人材を育成します』と言いました」(大森学長)


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