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文部スレ

2758荷主研究者:2015/11/15(日) 15:28:28

http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20151027000094
2015年10月27日 16時00分 京都新聞
仏教系大学、学生集めに苦心 京都、宗派越え連携も

種智院大が開講している法華経の授業。教壇に立つのは叡山学院の教員だ(京都市伏見区・種智院大)

 仏教系の学部や学科を置く京都の私立大学が学生募集に苦心している。少子化による受験人口の落ち込みに加え、寺院経営の厳しさから僧侶の子弟が他の職業に就くケースが増えたこともあり、志願者数が減る傾向にあるためだ。各大学は他宗派の教育機関と連携して講義を充実させたり、筆記試験のない入試方式を導入したりして受験生を引きつけようとしている。

 「法華経は前半部分と後半部分に分かれます」。今月13日、種智院大(京都市伏見区)であった仏教学科の授業「仏教学研究1B」。教壇に立つのは同大学の教員ではなく、天台宗僧侶を育成する叡山学院(大津市)の坂本道生講師だ。

 真言宗系の種智院大は昨年、叡山学院と学術協定を締結。今春から同学院の教員に週1コマを担当してもらっている。他宗派に講義を依頼した狙いを、古川洋一事務長は「今までよりも幅広い層の学生を受け入れるため」と説明する。

 種智院大の仏教学科は定員割れが慢性化している。2005年度に50人だった入学定員も段階的に15人に削減した。古川事務長は「18歳人口が減少した影響が大きい。学生を集めるためには種智院大ならではの魅力をアピールしないといけない」と強調する。

 学生確保に苦労するのは種智院大だけではない。5年前に仏教学専攻を仏教学部に格上げした佛教大。今のところ定員は満たせているが、川内教彰学部長は「受験者が減少する傾向にある」と打ち明ける。

 川内学部長が挙げる要因は寺を継ぐ苦労の多さだ。「葬送の多様化や墓を維持する負担感で檀家の寺離れが進んだ。寺の経営だけでは生活できず、住職の子弟でも大学卒業後は他の職業に就くことが多い」

 佛教大は、宗派の受験者を増やすため、浄土宗寺院の子弟や壇信徒を対象に、昨年から面接やグループ討論で選考するAO入試を導入した。「一般学生を獲得するため、教員免許を取れる課程もPRしている」(川内学部長)という。

 大谷大は、浄土真宗の教えを学ぶ真宗学科と別に、仏教思想や仏教美術などを学ぶ仏教学科があるが、学生募集の低迷で今年4月に入学定員を60人から25人に縮小した。危機感を抱いた同学科の教員は7月、高校生向けに仏教をテーマにした公開講座を初めて開いた。保護者を含めた参加者約30人に、日本の文化や生活習慣に息づく仏教の教えを分かりやすく解説した。

 釆睪(わけみ)晃准教授は「仏教学科が第1志望でなかった学生も入学後の満足度は高い。高校生が仏教に関心を持つきっかけをつくり、受験に結びつけたい」と期待を込める。


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