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文部スレ

2680とはずがたり:2015/10/01(木) 11:05:29
世の中には役に立たないコンサルタント業ってのが蔓延りすぎている気がする。
前に地域の活性化に関する記事を読んだ時にも思ったが。

マーク・ザッカーバーグの寄付、驚愕の「使途」
公立校改革に使われるはずだったが…
http://toyokeizai.net/articles/-/82621
The New York Times 2015年09月02日

ザッカーバーグ氏は2010年にニューアークの学校に1億ドルを寄付した。(写真:Jim Wilson/The New York Times)
この国の子供たちにどうやって最良の教育をするか、という問題をめぐる論争は、たいがい高度な抽象論の形をとる。なかなか建設的な対話にはならない。それは教育の場における主要な存在すべて、つまり労組指導者、チャーター・スクール運営者、篤志家、学校管理職、政治家、教師といった人々に対して根本的な先入観があり、それに基づいて認識や性格づけがなされるからだ。

悲痛にして落胆を招く本、デール・ラサコフ著"The The Prize: Who’s in Charge of America’s Schools"(ホートン・ミフリン・ハーコート出版、2015年)の強みは、一貫して一般論を避け、ひたすら現実を解説したところにある。

ラサコフは教育論争にありがちな作り物の人物像ではなく、欠点はあるが善意に満ちた現実の人間たちを子細に描いた。この本が感動的な啓蒙の書である理由は、著者が事実にこだわったことや、敵味方の立場をとらないといったことだけではない。なぜか観念論では不在になってしまう子供たちの人生を、具体的に丁寧に紹介しているからなのだ。

ザッカーバーグの1億ドル寄付の行く末

2010年にマーク・ザッカーバーグが(ニュージャージー州)ニューアーク市の公立学校に1億ドル贈ったことにより、都会における学区破綻の構図を吟味するための舞台は整った。著者のラサコフは教育問題の専門家ではないが、長年ワシントン・ポスト紙ニューヨーク支局に勤務した経験を糧として、以後に繰り広げられる悲劇の登場者全員と接触することができた。その多くは本書を読んで、もっと包み隠せばよかったと思うかもしれない。というのも、この本に立派な人物として登場するのは、甚だしい苦境を乗り越える一部の子供たちと、その家族に協力する教員や校長に限られているからだ。

2億ドルというおカネの氷山が(ザッカーバーグの1億ドル寄付というのは市当局が同額を調達することが条件だった)じわじわと非難合戦の海に溶け出していく様を、256ページにわたって追っていくと、胸が痛むものがある。

教員組合の委員長ジョー・デル・グロッソは、組合員が過去に受け取るべきだった報酬の埋め合わせとして3100万ドルを要求した。それからようやく労働改革の検討に応じようとする。

市教育長ケイミ・アンダーソンは各校に説明責任(アカウンタビリティー)を課そうとする一方で、年度終了も間近い頃にようやく自身の達成目標を定めた。しかも高報酬のコンサルタントらに頼り、その費用総額は2000万ドルを超えている。アンダーソンは常任の指揮チームを編成することを早々と約束していたが、ついに明確な目標は打ち出さなかった。

学校改革運動が測定可能な結果と「経営的管理」に焦点を当てること自体は称賛に値する。だが指揮チームがビシネス書に出てくるような文句を操り、教育という生態系への繊細な配慮を欠いたまま、原則を当てはめていくのをみると背筋が寒くなる。一般論にしても、ニューアーク市の公立校に対してもそうなのだ。


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