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文部スレ

1569チバQ:2010/01/01(金) 01:07:17
 ●「就職浪人は心証悪い」

 例年、リクナビのエントリー数はゴールデンウイーク(GW)明けに減る傾向だが、今年は例年の約1.5倍で推移した。大手企業の採用活動が終わった後、メジャーではない企業の採用にも学生が殺到したからだ。

 「東大、京大でも内定が出ない人もいる。全方位的に厳しい状況です」(毛利さん)

 就職先が決まらないと……4年生には「就職浪人」という選択肢がちらついてくる。

 リクルートの「就職ジャーナル」が就職浪人した10年卒業予定の学生にアンケートをしたところ、「就職浪人時の進路」は留年(34.2%)、大学院に進学(17.6%)、留学(6.8%)、大学に籍をおかずフリーターになるなど、その他(41.4%)だった。

 さらに、全国の企業人事担当者にアンケートをしたところ、「就職浪人を採用したことはありますか?」という質問では、採用したことがある(57.3%)、採用したことはない(42.7%)で、就職浪人の不採用理由は「採用を新卒か経験のある中途に限定しているから」「その人物が採用基準を満たさなかったため」がそれぞれ30%を占めた。 「就職浪人は正直、心証が悪いから」も13.3%。一概に就職浪人がNGではないが、「理由が納得できるものであれば」「就職浪人時代に何をしていたか次第」と条件はシビアだ。

 ある機械メーカーの採用担当者はこう言い切る。

 「頭数より質を重視する時代。前の年に箸にも棒にもかからなかったなら、次の年もひっかからないと思う」

 ●単なる先送りはダメ

 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の准教授で『就渇時代の歩き方』などの著書がある小島貴子さんは、こう語る。

 「採用担当者の本音は就職浪人よりいまの3年生。前の年に克服できなかった課題を先送りするなら、3月31日のギリギリまで必死に食らいついてリカバリーしてほしいのが私の心情」

 就職のために留年するには学費、さらに自宅外なら生活費の負担も増えるが、「日本の企業は依然として既卒と新卒の間に一線を画している。内定がもらえなかったら、就職浪人しかほぼ道がない」(リクナビ編集長の毛利さん)のもまた現実。となると、内定が出なければ就職浪人という選択になるのか。

 そうした状況を見越し、人材紹介業の「就活カレッジ」ではGW明けに内定を持っていない大学4年生を対象に、大手の就職情報サイトに求人を出さないながらも新卒採用をしたい企業を紹介している。企業と学生双方のニーズを摺り合わせ、内定が決まれば1人あたり企業が60万円の報酬を就活カレッジに払う。学生側は無料だ。同社の谷満生さんは、こう話す。

 「不景気で早くから動く就活生は多いのですが、大手、安定志向に偏ってしまう。反対に大手以外は大々的に採用活動をする状況にはない。希望が一致し、3月末に駆け込みで就職が決まったケースもありました」

 3月31日まで粘るほうがいいのだろうか。先の小島さんは「一概に就職浪人を否定するのはかわいそう」と前置きし、

 「先輩はあの程度の就活で内定がもらえたのに、という例をいまの就活生は見ている。バブルにしろ就職氷河期にしろ、学生は時代を選べない」と同情する。

 だが、何度も言うように就職浪人への風当たりは厳しい。

 「就職をただ先送りするのではなく、業種や企業にこだわりを持って、TOEICの点数をアップさせるなど、成長した証として『これだけのことをやったんです!』と言えないとダメ。就職浪人を決意したなら、現役時代に内定がもらえなかった課題を徹底的に克服する時間にするべきです」

 内定ゼロの学生はどうする?

 冒頭のAさんは、

 「公務員に切り替えるつもりです。まだマスコミに未練があるので迷うところですが、卒業することだけは決めました」

 と、地元に帰ってアルバイトをしながら公務員試験の勉強をする予定だ。

 B君は3年生に交じって合同企業説明会などに参加しつつ、

 「今度こそは筆記で落とされることがないよう、とにかく勉強します。大手商社だけでなく、中小も専門商社も幅広く、とことん受けるつもりです」と就職浪人の覚悟を決めた。


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