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労働運動

876名無しさん:2015/01/31(土) 01:23:06
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150129-00014302-president-bus_all
時短女性社員と長時間労働の男性社員。評価はどうすべきか
プレジデント 1月29日(木)14時15分配信

 男と同じように指導していいのか、どうしたら成果を出してくれるか。「先進企業の管理職たちが」女性マネジメントのコツを伝授する。

■「長時間の人にいい評価」はもうやめる 日産自動車●大隅裕之さん

 1990年代までの日産は長時間働く人を評価していたと思いますが、外資系になったいまは違います。

 横浜の本社にも外国人がたくさん働いていますが、彼らはほとんど残業しません。定時になったらすぐに帰ります。その時点で80点の成果ならいい、ということです。あと4時間頑張って22時までやったら88点になるかもしれないけれど、その8点は頑張っても意味がないということです。

 最近は長時間だらだら仕事をしている人は逆に上司から怒られます。自分だけではなく、部下にもそういうワークスタイルを強いている課長や部長も、なぜあなたの部下の残業時間はこんなに長いのか、と人事からチクリといきます。アウトプットに対してかけた時間が長すぎるとなれば、生産性が低いということ。日産ではこれを評価しないようになっています。

 人事的な話をすると、評価といっても2種類があります。1つはその年度に会社、つまり上司と話し合って決めた目標の達成度合いに関するパフォーマンス評価であり、もう1つは昇進や昇格(場合によっては降格)に関係するプロモーション評価です。

 育児期間中はどうしても勤務時間が短くなりますから、達成目標も小さくなります。たとえ100%達成できたとしても、フルタイムで80%達成の人と比べると、そもそも目標が小さいわけですから、パフォーマンス評価が下がっても致し方がない。それは本人も納得しているはずです。

 でも、それとプロモーション評価を混同させてはいけません。プロモーション評価とは、スタッフが課長になって、課長が部長になってしかるべき業績が挙げられるかという、本人の潜在能力を見る長期評価なのですから。

 日産は両者をしっかり分けています。来年から育児休業に入る予定の社員がいたとします。今日時点で、会社がそのポテンシャルがあると判断し、かつ本人にもその意向があれば管理職昇格試験を受けてもらいます。みごと受かったら育休明けに課長になれるわけで、その嬉しさを抱きつつ育児に励んでもらう。駄目だったら、復帰後に再挑戦してもらえばいいんです。

 いま時短で働いていても、その人が時短を取らずに働いた場合どれくらいパフォーマンスを発揮するかで、昇格試験を受けてもらうかどうかを考えています。

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大隅裕之●日産自動車
人事本部グローバルタレントマネジメント部キャリアコーチ
「女性管理職比率は8年で4倍」
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■「短時間労働でも出世できる」はなぜ間違いか リクルートキャリア●海老原嗣生さん

 もちろん、同じ成果を挙げているなら評価は同じでしょうが、時短で仕事が減ったぶん、業績も下がっていたらどうでしょう?  「欧米ならそうしたハンディも配慮して加点するだろう」などという意見は、大きな誤解をもとにしています。日本人は、欧米の働く人は、誰でもワークライフバランスが充実している、と勘違いしているのですね。

 正確には、欧米でもワークライフバランスが充実している人と、していない人がいます。確かに出世の可能性が少ない人たちは、1日の勤務時間も短く、有休も取れます。しかし、彼らには日本の正社員のような昇給・昇進は望めません。

 一方、ひと握りのエリートは超特急で出世していきますが、ワークライフバランスとは無縁の働き詰めの生活を余儀なくされます。女性も出産したら、数週間で職場に復帰します。ただしお金はあるので、家事や育児は完全にアウトソースし、シッターに任せるかたちです。

 日本人は、エリートとノンエリートに分かれているこうした欧米社会の構造がよくわからず、かの国々でも日本と同じように全員が年功で出世するものだと思っています。しかも、マスコミは欧米の大多数であるノンエリートのワークライフバランスの充実ぶりを大きく報道します。結果、欧米は短時間勤務で私生活も充実させながら、出世できる理想社会だ、という誤解が蔓延してしまったのです。

 出世を望むなら、長時間労働のハードワークが必須、私生活の充実を重視するなら、評価や出世は諦める。これが真っ当な原理ではないでしょうか。私生活の充実と会社での出世、一挙両得は日本でも欧米でも不可能なのです。

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海老原嗣生●リクルートキャリア
特別研究員
「『女子のキャリア』で女性活用の本質を説く」
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荻野進介=構成 市来朋久、尾関裕士=撮影 PIXTA=写真


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