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労働運動

771とはずがたり:2013/11/20(水) 16:44:28

●4.社内の人のことに、もっと興味を持てばよかった

 社内の噂話が嫌いだった。

 誰それがどこどこの大学を卒業して誰々の後輩である――といった話も、退屈で仕方がなかった。

 しかし、社内の人事や人物に興味がないということは、逆に言うと、社内から自分も興味を持たれていないということでもあった。

 また、課長時代に、「だれでも引っ張ってくるから、必要な人間を言え」と言われて、とても困ったこともあった。そのときに引っ張ってきてもらった人は、仕事はできたが、すでにいるスタッフの1人と仲が悪いことで有名だった。その後、僕が2人の間に立たされて、泣くハメになったことは言うまでもない。

●5.思い上がらなければよかった

 自分なりにかなりの業績をあげて、会社に大きく貢献したと思うことが何度かあった。

 たぶん、その時の僕の顔は、鼻持ちならないものだったと思う。

 サラリーマン生活は長いマラソンを走るようなもので、ちょっとした期間だけを早く走れても、それだけのことなのだ。

●6.できない上司、嫌いな上司に優しくすればよかった

 失礼ながら、どう考えてもできないと思われる上司に仕えたこともあるし、頭は良くてもあまりにも利己的で人間的に好きになれない上司に仕えたこともある。

 慣れない業務で四苦八苦している上司に仕えたこともある。

 そんなときの僕は、優しくなかった。まったく、優しくなかった。とても後悔している。

●7.「あの人のようになりたい」という人を、もっと早くみつければよかった

 サラリーマンは上司を選べない。だから、入社して最初に仕える上司が、その後のサラリーマン生活に与える影響は大きい。

 先に書いたように会社の価値観に染まるものかと思っていたので、心底、「あの人のようになりたい」という人物に出会ったのは、入社後何年も経ってからであった。

 社内事情に興味を持っていたら、もっと早くそういう人と出会えたのでは、と思うのだ。

●8.男気なんてゴミ箱に捨てればよかった

 会社の価値観にも染まらず、「自分が唯一無二である自分である」と思うためには、「筋を通す」「意味のない指示などには反対する」「部下を守る」「取引先との約束を守る」などということが重要であった。

 どうせ会社は自分のことを評価してくれないと思うと、そういう考えがさらに強くなり、身体の芯に凝り固まったような気がした。

 まったくもって、馬鹿だった。もっと柔軟に、もっと上層部の意向を理解して動けばよかった。

●9.もっと勉強すればよかった

 特に若いころ、もっともっと勉強すればよかった。

 経営陣が突きつけられていることをもっとリアルに実感できるよう、勉強することは山のようにあった。それなのに、ただ漫然と日経新聞を読み、ランダムにビジネス書を読んで勉強した気になっていた。

 何を勉強したらいいのか、どこを着地点として目指すべきなのか、分からなかったのかもしれない。


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