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労働運動
760
:
とはずがたり
:2013/10/23(水) 10:45:01
定年後も給与同じ、高齢社員を見捨てない 南海鋼材のスゴイ人事制度
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20131023500.html
産経新聞2013年10月23日(水)06:17
60歳でいったん定年を迎えた後、再雇用されれば給与は下がるもの。だが自動車の金型の製造販売を中心に行っている「南海鋼材」(堺市)は、再雇用後も定年前と同じ水準の給与が支払われるという会社だ。「給与を下げられたら、プライドが傷つくやろ」と福原實晴(みはる)社長。確かにその通りだが、なぜこんな驚くべき取り組みに踏み切ったのだろう。
南海鋼材の規定では、60歳の誕生日を迎えた直後の給与の締め日が退職日。ここまでは普通の会社と同じだが、社員の“その後”を支える珍しい措置がとられている。
契約社員として再雇用された人は、原則として定年前の役職を維持したまま降格されず、定年前と同じ基本給と各種手当てが支払われる。賞与こそないものの、業績が良い年は臨時ボーナスも。契約期間は1年間だが、健康で働く意欲さえあれば更新が続く。好きなだけ働けるのだ。
南海鋼材の従業員は現在149人。このうち60歳以上の契約社員は60〜64歳が9人。65歳以上は7人。最年長は71歳だ。先代社長で父親の一晴氏の代も定年を迎えた社員を厚遇するケースはあったが、徹底されるようになったのは福原氏が社長に就任した平成9年以降だという。
「差別が嫌なんです。僕は姉と妹に挟まれ、女性の中で育った。そうすると、仕事に男女の能力差はないと気づいた」と福原社長。男女社会のあり方への考えを、年齢に向けたのが動機だ。「年齢が重なれば体力は落ちるが、経験は増す。70歳になっても十分仕事はできる」と力説する。
堺浜工場(堺市)の事業所長、村上俊彦さん(70)は定年前と同じ待遇で再雇用され、勤務を続ける1人。「朝のラジオ体操に、誰も遅刻しません。ここまで信用されているのなら『やらなければ』という気になりますよね」
重病で余命宣告を受けた社員が技術指導を条件に死去まで勤務。若手が懸命に技を継承し、「この会社は何があっても社員を見放さない」という絶大な信頼を醸成したエピソードがある。また、本社と全国の6事業所にはタイムカードがない。好待遇が従業員のモチベーション向上につながっている証拠だ。
一方、この制度は業績にも好影響を与えているようだ。同社はもともと鋼材の切断、加工が中心だったが、10年ほど前、本社近くに「金型加工センター」を設立。自動車メーカー向けに、内燃機関製造用の金型の製作・販売を始めた。製販一体型の事業は軌道に乗り、平成9年当時約70人の従業員は、現在は倍以上に拡大している。売上高も倍近くの規模になった。
南海鋼材を襲った最大の危機は平成20年末のリーマンショックだった。月商6億円が21年1月には3億、翌月は2億と縮小し、5月は2億円を切った。それでもリストラや給与カットは行わず、業績好調の時期の内部留保を切り崩してしのいだ。噂を聞いた同業者から「ダメになるぞ」と忠告され、社内からは「(給与を)下げてください」という訴えまであったが、福原社長は「調子が悪いときの減給は簡単だが、経営者が安直にすることではない」と突っぱねた。
1年半ほどで業績が上向き、昨年には堺浜工場を設立。事業規模を拡大し、世界的な自動車販売の増加に対応する考えだ。ポジティブな経営感覚と社員を第一に重んじる企業精神が、良い循環を生み出している。(織田淳嗣)
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