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労働運動

698荷主研究者:2011/08/08(月) 01:03:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110724t12014.htm
2011年07月24日日曜日 河北新報
気仙沼、雇用どん底 水産業壊滅で求人倍率県内最悪

津波で建物が流された工場地帯。失業者が増え、雇用不安が広がる=21日、宮城県気仙沼市錦町

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市で、多くの住民が職を失い、先の見えない生活を送っている。雇用の7割を支えるといわれた水産業が津波で壊滅し、離職者が激増したことが響いた。5月の有効求人倍率は県内最悪の0.17倍。雇用不安が広がる港町で、苦境にあえぐ人々の声を拾った。(神田一道)

 「まるでホームレス。職がないのは本当にみじめだ」

 気仙沼市の気仙沼公共職業安定所。7月下旬、10人ほどが順番待ちをするロビーの一角で、相談に訪れた同市の男性(45)は苦しい身の上を明かした。

 元水産加工会社の営業マン。約20年間勤めた会社は津波で全壊し、男性を含む社員約100人はあっけなく解雇された。

 父母と妻、子どもの6人の生活を支えるのは月十数万円の失業保険だけ。4カ月も仕事に就けない現状に不安を募らせる。「無職状態が続き、うつ病になった仲間もいる。えり好みもできないので、どんな仕事でもやりたい」

 掲示板の求人票に目を凝らしていた別の同市の男性(40)は、約20年間勤務した海産物専門の運送会社を3月末に首になった。

 運送業で働きたいが、関連する求人はほとんどない。「がれき撤去の仕事ばかりで、おまけに給料も少ない。とても応募する気にはなれない」。希望の仕事は見つからず、寂しく去った。

 気仙沼は震災前まで、雇用環境が堅調だった。リーマンショックで日本の労働市場が収縮した2009年度も、気仙沼の有効求人倍率は県内10カ所の安定所・出張所で3番目の0.42倍。10年8月には0.53倍で、トップだった。

 景気に左右されない水産関係が主産業だったことが幸いしたが、震災で漁港に隣接する工場が軒並み壊滅。関連する運送業も仕事が激減し苦境に立つ。企業は従業員をリストラしたため、4、5月の失業保険の受給手続きは前年同期の19倍の5640件に上った。

 気仙沼公共職業安定所の太田博統括職業指導官は「求職者が増加する一方で、被災した企業は求人を控えている。ミスマッチを解消するためには、震災の影響が小さい市外や県外の企業の紹介にも力を入れるほかない」と困惑する。

 気仙沼市も対策に動く。5月、国の緊急雇用創出基金事業などを活用し、高齢者の見守り活動や市役所の窓口業務の補助など91事業と758人分の雇用を年度内に創出する方針を打ち出した。

 市商工課は「当面は緊急事業で雇用を維持し、求職者に生活を立て直してもらう。同時に仮設店舗の建設も促し、恒久的な雇用の確保に努める」と話している。


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