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労働運動

519チバQ:2009/08/30(日) 11:21:51
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/09syuuinsen/2009/08/24/20.html
2009年8月24日(月)

2度のリストラ、使い捨てに怒り
家族守るため我慢の日々 雇用維持誓う経営者も

 不況風が吹き荒れる中、失業者の「駆け込み寺」のような存在になっているハローワーク甲府。連日混雑し、午前8時半の始業と同時に相談窓口はいっぱい。順番待ちができることは当たり前の光景だ。
 南アルプス市の飯田平介さん(66)=仮名=も3カ月前、ハローワークで仕事を探したがなかなか見つからなかった。年齢がネックになった。
 甲府市内の工場で契約社員として働いていた。「リーマン・ショック」を契機に日本の経済が急降下した今年2月、会社側から「契約更新を打ち切る」と通告された。

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 「また仕事がなくなった」。四大証券の一つだった山一証券の経営破綻はたんなど金融不安が広がった11年前が頭をよぎった。当時、上場企業の正社員だったが、業績悪化からリストラ対象になった。「55歳以上は全員辞めてもらう」。幹部の冷たい言葉は今も忘れない。
 高齢者の仲間入りをしても、一つ年下の妻と共働きの生活をしなければならない理由がある。長男に障害があり、介護するのに何かと入り用だからだ。
 ハローワークに通っていた今年5月のある日、契約更新を打ち切られた工場の会社幹部から突然、電話があった。
 「今、何をしている? 業績が良くなってきたので、また働かないか?」
 救いの手を差し伸べてもらった感じがした。職場復帰を果たしたが「また切られるかもしれない」。不安は頭から離れない。
 景気の良しあしに左右される人生。「忙しい時はたくさん働かせ、暇になるとお役ごめん。人を人と思わず、道具のように使われた」。企業への怒りが込み上げる。そんな社会に身を置く自分に情けなさも感じていて、格差社会が変わることを願っている。

 §

 甲府市の宮田龍二さん(27)は、5年前に亡くなった父が経営していた印刷会社を引き継いでいる。
 7千万〜8千万円あった年間の売り上げは昨年、取引先の倒産などで5千万円ぐらいまで落ち込んだ。仕事がなくなり、3人の従業員に工場内の掃除をお願いしたことも。当然のことだが、給与を削るしかなく、今夏のボーナスは半分にカットした。
 名刺100枚で2千円程度。インク代や用紙代が高くなっても、値段は簡単に上げられない。利益が少ない小口の仕事が多い町工場だが、多くの社員を抱える企業のように「仕事がないから辞めてくれ」と言うつもりはない。「従業員一人一人の暮らしが見える。みんな家族みたいな存在だから…」
 仕事を見つけようと営業に出掛ける毎日が続く中、衆院選の投票日が迫る。「これまで投票を欠かしたことはない。今回も必ず行く」。従業員を含めた家族の暮らしに明るい兆しが見えることを願って−。〈川手 一正〉


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