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労働運動

460とはずがたり:2009/07/21(火) 15:34:02

中皮腫死亡の元新日鉄従業員、石綿扱わなくても労災認定
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090719-OYS1T00306.htm

 新日本製鉄の工場で勤務後、中皮腫となった福岡県豊前市の男性(68歳で死亡)が、石綿(アスベスト)製品を直接扱う業務を担当していなかったのに、石綿が原因で中皮腫となったと認められ、労災認定を受けていたことがわかった。製鉄所で断熱材などとして多量の石綿製品が使われていた点が考慮されたとみられる。

 支援団体は「珍しいケース」としており、今回の認定が石綿にさらされていたことを知らずに体を病んだ被害者の発見や救済につながると期待している。

 遺族によると、男性は1959年から88年まで、八幡製鉄や合併でできた新日鉄の従業員として北九州市戸畑区のコークス工場に勤務。石炭を配合して乾燥させ、コークス炉へ搬送する「選炭」という作業に従事していた。89年から95年までは、関連会社に出向し、同工場で同じ作業をしていた。

 同工場では、石綿を使った耐熱服を着用して行うコークス炉での補修や、石綿を含んだ断熱材の補修など石綿製品に接する作業もあるが、男性はこのような仕事には就いていなかった。

 昨年1月にせきや肺の痛みなどを訴え、3月に死亡。遺族は12月に労災申請し、北九州西労働基準監督署が今年4月、労災と認定した。

 中皮腫の患者が労災と認められるためには、石綿を含んだ製品を製造したり、取り扱ったりする作業歴が1年以上であることなどが条件。遺族側は同労基署に対し、「コークス工場内は、コークス炉や配管などに断熱材として石綿が使われており、石綿まみれの状態だった」などと主張していた。

 同労基署は詳しい認定理由は明らかにしていないが、「作業環境などを総合的に考慮して判断した」としている。

 遺族を支援した「新日鉄八幡アスベスト問題を考える会」(北九州市八幡西区)の福田紀六・運営委員長は「直接石綿にかかわる仕事をしていない人でも、石綿にさらされやすい製鉄所の労働実態が認められたものと言える」と評価し、「製鉄所で勤務経験のある人は、作業の内容にかかわらず、注意してほしい」と呼びかけている。
(2009年7月19日 読売新聞)


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