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労働運動

45とはずがたり:2005/07/11(月) 18:18:44
「家なき若者」が集う安宿続々 都心で1泊1480円
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050711/K2005071100280.html
2005年 7月11日 (月) 12:14

 「フリーター・求職者 長期滞在歓迎」。こんな看板を掲げた宿が、東京・新宿や渋谷など若者が集まる繁華街に現れ出した。日雇い作業の請負業者が寮として始めたところ、家賃が払えない20、30代を中心に集まり出し、1年半余で都内15カ所に増えた。地元に働き口がなく上京してきた人やフリーター生活から抜け出せない若者……。若年失業率が9%台で高止まる中、「家なき若者」のよりどころになっている。(斉藤泰生)

 宿の名は「レストボックス」。「エム・クルー」(東京)という建設現場の軽作業などを請け負う会社が03年11月に始めた。社長の前橋靖さん(37)は20代で2年間の路上生活を経験。プロサーファーを目指したがかなわず、日雇い労働をしながら生活を取り戻し、蓄えで事業を始めた。

 家賃が払えず友人の家に転がり込む。居づらくなると夜勤に就くかマンガ喫茶で寝泊まりする――。日雇い作業にくるそんな若者の状況を知り、渋谷にあった会社の空き部屋を寮として提供したところ、口コミで利用が増え、現在約1300人が利用登録しているという。

 宿は高田馬場や上野などいずれも都心の主要駅から徒歩5分圏内の古い貸しビル内にある。3段ベッドを置き、共同使用の電子レンジと洗濯機付きで1泊1480円。会社の寮としてすべて労働基準監督署に届けを出している。同社の日雇い作業に就くのが基本条件だが、他社の求職活動をしても構わない。ただ、この会社で3カ月間に1回も働かなければ、退居しないといけない。

 実際、どんな若者が利用しているのか。

 池袋の宿泊所にいた、北海道出身の24歳男性は、「地元では給料が安いので1カ月前に出てきた」と話す。札幌市の出版社で編集の仕事をしていたが、月の手取りは残業代を含め約12万円だった。今はビルの解体作業などで日払いで約9000円が手に入る。脚本家を目指し、東京でためた金で大学時代の友人と映画を作るのが夢だ。

 マンガ喫茶から転宿したという大阪出身の31歳男性は住み始めて1年。派遣で携帯電話の営業にも就いたが、「思ったより成績が伸びず、派遣だと居づらくなって」3カ月ほどで辞めた。今は週5日建設現場で働く。

 都内に実家があるという男性は、仕事仲間に「安い」と聞いてカプセルホテルから移った。解体業者で働く。フリーター生活は30歳でやめるつもりだったが、すでに32歳。「社宅に入るよ。まともな生活をしようと思って」

 前橋さんによると、利用者は主に、役者などの夢を追う20代、フリーター歴が長くなり社会に適応できなくなった30代、リストラや自己破産で行き場をなくした40代以上の3タイプに分かれるという。平均滞在日数は44日。「若者にも需要があるというのは、正規の職に就けない今の社会の反映かもしれないが、ここを底にステップアップしてほしい」と前橋さん。


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