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労働運動

416千葉9区:2009/03/30(月) 22:00:23
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000903300001
最低賃金で1カ月生活
2009年03月30日


カレーの残った具材で前夜に作った煮物を温め直す。「今日の昼食です」=津市の自宅

◇時給701円 忍耐の日々 団体職員の男性、体験中◇


 時給701円で生活できるか――。「みえ労連」の呼びかけで、3月の1カ月間、県の最低賃金で暮らし、低所得者の生活を体験中の人がいる。1日の食費を千円以下に切りつめ、移動は自転車。「外に出るのがおっくうになった」。もし病気になったら、との不安もよぎる。生活費を切り詰めるほど、やる気が起きない悪循環も感じたという。(斎藤佑介)


 体験しているのは、みえ青年ユニオンの書記長を務める男性(38)。ここ数カ月、ユニオンに「来月、派遣切りに遭う」といった相談が寄せられるようになり、最低賃金の生活を知る必要を感じたせいだ。普段は団体職員として津市内で働いていて、月収は手取り約24万円、時給換算で約1300円になる。


 県の最低賃金は701円なので1日8時間で22日間働くと、1カ月の収入は12万3千円。ここから厚生年金や健康保険、雇用保険や所得税・住民税を支払うと、実質手取りは10万5千円だ。1日から始めた「体験」ではさらに2万4千円と仮定した家賃を引き、手取り8万1千円で家計をやりくりした。


 家計簿をつけ、1日ごとの食費(主食、副食、嗜好(しこう)品、外食)や交通費、医療費などと、その日の出来事を書き残してきた。手取りが約8万円なので食費を1日千円以下と決め、カレーで3日以上食いつなぎ、残った食材で煮物を作った。


 まず食費を削ったため、食べる量もおのずと減った。次第に体のリズムが悪くなり、5日の日記には「朝起きるのがつらい」とある。男性の仕事は主にデスクワーク。製造業や立ち仕事など、体を使う仕事だったら体がもたないと感じた。「職場で食べる500円の仕出し弁当のから揚げ一つがうれしくて、味わって食べた」という。朝食を抜き、ビールや酒も我慢しているため、息抜きができないのもつらかった。


 2月に62キロだった体重は、2週間で59キロに減った。心理的な変化もある。職場で担当でない仕事を突然任され、普段なら気にしないのに思わず声を荒らげてしまったこともある。11日の日記には「周囲で話していることにカチンとくる。どれだけ心がささくれだっていたか」とある。


 三重県の最低賃金701円は全国で10番目に高い。物価や地価が異なるため単純に比べられないが、東京、神奈川の766円を筆頭に、一番低い沖縄や宮崎、鹿児島は627円だ。


 三重労働局によると、最低賃金改定の調査は6月にある。労働者の賃金や各事業所の賃金支払い能力を調べ、労働者が「健康で文化的な最低限度の生活を営めるか」など総合的に判断し、改定される。07年、08年はそれぞれ10円以上引き上げた。しかし、昨秋からの景気悪化で、上昇幅は小さくなる可能性が大きいという。同局の山端保己賃金室長は「小さな事業所では、これ以上最低賃金を上げられないという声もある」と話す。


 28日現在、男性の手元に残ったのは9891円。「朝食を取っていたら、こんなに残らなかったのではないか。貯蓄はできないし、病気になればすぐ消えてしまう。交友関係も狭まり、つながりも希薄になる。徐々に自発的に行動する気が起きなくなった」と振り返る。


 健康で文化的な最低限度の生活とは何だろう。体験を通し、男性は改めて考えている。


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