したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

労働運動

262千葉9区:2008/12/03(水) 22:50:16
 三菱重工業高砂製作所(兵庫県高砂市)は09年4月以降、派遣期限を迎える数百人の労働者を基本的に再度請負に戻す方針だ。同製作所は06年4月に非正規労働者を請負から派遣に切り替えている。

 00年5月から請負、派遣として働いてきた同県加古川市の圓山(まるやま)浩典さん(46)は8年半、一貫して発電用ガスタービンの金属部品をつなぎ合わせる作業を担当してきた。熟練した技術には自信があり、正社員に教えることもある。圓山さんは「なぜ請負に戻されるのか理解できない。使い捨てにされるのが怖い。正社員になって安心して働きたいのに」と話す。

 圓山さんは「請負に戻すと言っても、職場では正社員と派遣が混在している。『請負会社の職場』と『三菱重工業の職場』に分けるのは不可能だ。以前の偽装請負状態に戻るしかない」と言う。圓山さんは今月6日、同製作所に対し、正社員として直接雇用するよう申し入れる。

 同製作所のように、同じ業務で派遣と請負か期間工を繰り返すケースについて、厚労省の通達は「法の趣旨に反する」と問題があることを認める。だが、「直ちに法違反とはならない」と、厳しく取り締まる姿勢は示していない。


相談会で説明を受け、頭をかかえる日系ブラジル人の男性=滋賀県湖南市で、幾島健太郎撮影 派遣ユニオンの関根秀一郎書記長は「09年問題は企業のエゴが招いた結果だ。日本のメーカーは法律の趣旨に反して派遣労働者を正社員の代用(常用代替)にしてきた。そのまま働かせ続けたいなら正社員にしたらいいのに、今になっても逃れる方法ばかり考えている。企業は派遣を適正な請負にすると言うが、派遣会社に適正な請負を担うだけの設備や技術はなく、偽装請負に戻るだけだ」と指摘する。

 ◇求人より少ない月収、作った新製品買えず−−家電メーカーに派遣された男性
 今年9月上旬、大手家電メーカーがブルーレイディスクレコーダーの新製品CM発表会を東京都内で開いた。ブルーレイは国内家電メーカーが激しい商戦を繰り広げる目玉製品。CMに起用される人気女優も出席する華やかな発表会だった。大阪府内の30代男性は今夏、派遣労働者としてこの新製品の製造に携わった。発表会の模様を伝えるテレビニュースを見ながら、「買う気になんてなれない。そもそも買えない」とつぶやいた。

 男性は7月中旬、求人広告誌で「レコーダー組み立ての軽作業」と書かれた求人広告を見つけた。条件は「時給1000円、月収18万円以上可」。期間は8月末までの1カ月半。募集元は最大手の製造業派遣会社だったが、メーカー名の記載はなかった。男性は派遣先の工場が自宅から近く、賃金も比較的良いと感じて応募した。

 しかし、面接で派遣会社から提示された実際の労働条件は広告とかけ離れていた。8月は工場全体に10日間の盆休みがあり、実質的に働くのは15日間。残業や休日出勤をしなければ月収は12万円程度しかならない。さらに作業服のレンタル代が5000円。派遣会社が用意する寮に住む場合は1人5万円の家賃がかかる。光熱費も給料から天引きされる。男性は不信感を覚えたが、また仕事を探すのも疲れると思い、仕方なく契約した。

 同じ派遣会社から大阪府内のレコーダーの製造現場に派遣された労働者は約130人。大半が30〜40代の男性だった。男性が製造ラインに入ると、ラインはすべて派遣労働者で占められ、違う作業服を着たメーカーの正社員は1人もラインに入っていなかった。正社員はラインの後ろを歩いて回りながら、ストップウオッチを手に工程を管理し、完成した製品を最終チェックしていた。短時間だけ働くパートやアルバイトはラインにはいない。「ラインが動いている途中に抜けられたら困るから」と正社員から説明された。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板