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労働運動
2273
:
チバQ
:2021/05/09(日) 16:46:03
東京・新宿。マクドナルドの前には、フードデリバリーのバッグを抱えた配達員が何人も集まっていた。彼らは「地蔵」と呼ばれる。まるで道端の地蔵のように動かず注文を待っているからだ。
「仕事の奪い合いです」
地蔵をしていた男性(36)は、疲れた顔で話す。PR会社で働いていたが人間関係に疲れ、2年ほど前からウーバーの配達員を始めた。以前は週5日働き、月30万円以上の収入があった。だが、コロナ禍で仕事をなくした人たちが配達員に流れてくるとパイの奪い合いで、収入は一気に半分近くに減少。今年から他社のデリバリーの掛け持ちを始めたが、収入は3割近く減ったまま。妻子がいるという男性は言う。
「何の補償もないし、そろそろ潮時」
地蔵をしていた別の男性(41)も「体力的にもきつい。稼げるうちに稼いでおかないと」と疲れた体にむちを打つ。
配達員の疲弊の背景には、デリバリー業界が抱えるいびつな構造がある。
ウーバーをはじめ多くの運営会社の配達員は、運営会社が提供するスマホアプリを介し、飲食店と配達ごとに業務委託契約を交わす「個人事業主」。運営会社とは雇用関係になく、労災や雇用保険の適用対象外で、所得補償も不十分だ。そうした中、労働環境のさらなる悪化が懸念されている。
3月上旬、東京・永田町の衆議院議員会館でこんな緊急声明が出された。
「あまりに不当な料金で配達員の生活を破壊している。直ちに中止すべきだ」
声明を出したのはウーバーの配達員ら約30人でつくる労働組合「ウーバーイーツユニオン」。3月1日から福岡市と京都市で導入された新料金体系への抗議声明だった。新体系になると配達員の報酬が平均3割減り、ウーバーに問い合わせても明快な仕組みは説明されない。ユニオンは、配達員への公式な説明と減額分の補填(ほてん)などをウーバーに求めた。
同ユニオン執行委員長の土屋俊明さん(44)によれば、その後、報酬は再び上がったという。ウーバーイーツ日本法人は本誌取材に、新料金体系の導入は行ったがユニオンが主張するような「事実はない」と回答。ただ土屋さんは、状況は悪化していくだろうと見る。
「世界的に見て多くのデリバリー業界は、サービス開始当初の報酬がもっとも高く、そこから落ちていくビジネスモデルと言われています。まず目の前にニンジンをぶら下げ、少しずつ報酬を下げ、最後はニンジンがなくなっても気づかずに走らせる。働き手がいなくなると、『損切り』してその国から撤退する。すでに韓国のウーバーイーツは、競争が激しく不採算が続いたため撤退しました」
(編集部・野村昌二)
※「後編」の「ウーバー配達中の事故がきっかけで労働組合委員長に 当時「人間扱いされていない」と感じた理由」に続く
※AERA 2021年5月3日-5月10日合併号より抜粋
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