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労働運動

1794名無しさん:2018/08/08(水) 18:12:14
空いた数時間分は「自分の時間」
 京都市に住む会社員の男性(36)が自宅に帰るのは、家族が寝静まったあとだ。専業主婦の妻(37)との間に1歳から7歳まで3人の子どもがいるが、平日はほとんど顔を合わせる時間がない。

 これまでも終電ぎりぎりに帰宅していたが、ほとんどが仕事をしていたからだ。ところが、今年春から働き方改革のかけ声で残業時間を減らすよう求められ、退社時間が早まった。ただ、その空いた数時間分は「自分の時間」として、ファストフード店でゲームをして時間をつぶしたり、居酒屋で知人と語り合ったりする時間を楽しんでいる。

 「仕事が終わって帰宅後、子どもをお風呂に入れるパワーが残っていない。妻からその日の出来事を一気に話しかけられても、対応できなくなっている」

 妻の話に相づちを打っても上の空で、まったく覚えていなかったこともある。結婚してから8年にわたり、「平日の夜は自分の時間」という意識が強くなっていた。

 休みの日には、子どもの相手も進んでするようにしている。「妻も子どもたちと四六時中一緒にいるのは疲れるだろうし、自分の買い物や友達と会うこともできないでしょう」。妻が1人で出かけられるように心がける。

 「平日の過ごし方に文句を言われないように、自分も頑張っているつもり。いまのところ、このバランスでうまくいっているんじゃないかと思っています」

<フラリーマン> 2004年に渋谷昌三さんが著書「『上司が読める』と面白い」の中で使った造語がきっかけ。「家庭に居場所がなく、夜の街をフラフラする男性」を表すようになった。定年前後の男性だけでなく、働き方改革で多くの企業で退社時間が早まるなか、家にまっすぐ帰らずに時間をつぶしている男性たちのことも指すようになった。

きちんと向き合うことが大切
 夫婦問題カウンセラー小林美智子さんの話 今の時代、妻が育児や家事を頑張り過ぎると、夫のできていないことに目がいきがちになる。責められた夫は家での居心地が悪く、帰りづらくなる。そうした背景もあって、30〜40代のフラリーマンが生み出されている。

 妻は、育児や仕事で大変なときに夫が何をしてくれたか、何をしてくれなかったかということを、詳細に記憶している。そういうときこそ協力しなければ、熟年離婚も避けられなくなる。

 フラリーマンは離婚を望んでいるわけではなく、「妻とどう接すればいいかわからない」という人がほとんど。まずは夫婦でお互いの「やってほしいこと」などのルールを話し合い、共有することを勧めたい。その場しのぎの対応をせず、きちんと向き合うことが大切だ。

【平成家族】働き方改革が生んだ皮肉「足が家に向かない」 増える「フラリーマン」
家族のあり方が多様に広がる中、新しい価値観とこれまでの価値観の狭間にある現実を描く「平成家族」
連載「平成家族」
この記事は朝日新聞社とYahoo!ニュースの共同企画による連載記事です。結婚・子育て・専業主婦…新しい価値観と古い制度の狭間にある「平成家族」をテーマに、1月1日から1月9日まで計9本公開します。


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