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労働運動

1608とはずがたり:2017/12/16(土) 22:03:28
>>1607
 「40代後半ともなれば先行きの見通しも見当がつく。仕事の意味を見失う人もいるでしょう。子どもの進学、親の介護が重なりやすい時期でもあり、精神的に不安定になるのも無理はありません」(清瀬さん)

 そんな彼らを待ち受けるのが、110万人を襲うともいわれる「2035年問題」である。

 ◇バブル世代110万人が失業する「2035年」

 昇進適齢期を過ぎ、教育や介護がなお重くのしかかるバブル世代をじわじわと追いつめるのが、老後の資金問題だ。内閣府の調べ(13年)では、老後の蓄えについて「かなり足りないと思う」と答えた人は、40代後半では58%にのぼる。

 「人生100年時代」とも言われる現代、悠々自適の老後を迎えられるのは一部の恵まれた人だけ……と将来の生計に不安を抱くのは、若い層だけではない。華やかな過去と厳しい未来の板挟みになっているのが、今のバブル世代といえる。

 リクルートワークス研究所は14年、大企業に正規雇用されている30〜60代男女3000を対象に、就労意識と経済状況に関する調査をした。生活のために働き続ける必要がある期間を尋ねたところ、40代では「生涯現役にならざるをえない」が16%いた。およそ6人に1人が“一生働き続けること”を覚悟していたことになる。

 問題は働き口があるかどうかだが、やはり同研究所が実施したシミュレーションでは、35年、60代後半に突入したバブル世代のうち、なんと約110万人が失業する可能性がある、という結果がはじき出された。

 あくまで調査時における就労意向、シニアの働き方をめぐるさまざまな問題が解決しなかった場合を想定した試算だが、ショッキングな数字である。

 ◇心の安定を取り戻すための“二つの問い”

 仕事への意欲減退や経済状況への不安から、不眠や食欲不振、憂うつな気分に悩まされる人もいるだろう。心のモヤモヤを晴らすにはどうすればいいのだろうか。

 清瀬さんは「会社名や役職名へのこだわりを捨てること」が解決の一つの糸口、という。価値観が変われば、同級生が偉くなっていようが、後輩の誰が昇進しようが気にする必要はなくなる。「これぞ自分の仕事だ」と思える役割を探そう。上のポジションをつかむことより、長い目で見た自分のキャリアを考えることがポイントという。

 社内にライバルが多い場合は、転職活動をすることも一つの選択肢かもしれないが、うつを発症している場合は退職、転職は症状を悪化させる原因になるので避けたい。仕事のスキル、経験を生かし、社会貢献する「プロボノ」で、社会における自分の役割を模索する方法もある。

 「キーワードは“CAN”です。幸せな働き方は、WILL(やりたいこと)、CAN(できること)、MUST(やるべきこと)が重なるところにある。このうち、若い世代はWILLを重視しますが、バブル世代には自分ができることを再発見してほしい」

 そのために自分に投げかけるべき問いは二つある、と清瀬さんは話す。

 「何が得意か」「何をしているとき、生き生きしているか」

 答えを探す過程で心の晴れ間が少しずつ広がり、そこから活路が見えてくるはずだ。


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