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Tohazugatali Tourist Bureau

976チバQ:2011/05/05(木) 21:04:55
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110426/dms1104261611019-n1.htm
観光客激減の影で…被災者の心を静かに癒やす「三春滝桜」2011.04.26

 滝桜は健在だった。日本三大桜のひとつで国の天然記念物に指定される「三春滝桜」(福島県三春町)が満開を迎えている。毎年多くのツアー客でごった返すが、今年は原発事故の風評被害で人影は極端に少ない。だが、芋を洗うような人混みにおされ、この時期、花見を避けてきた地元・福島や東北の人々に、いつもと違う静かな癒やしを与えていた。(震災取材班)

 地震、津波、原発の爆発。相次ぐ災害と未曾有の事故が襲っても桜は変わりなく咲いていた。

 福島県いわき市から家族4人で見物に訪れていた男性(69)は、原発事故の影響で、見物客が少なくなった滝桜を前に穏やかな笑顔で語る。

 「こんなにゆったりと見られるのは、奇跡ですよ。放射線の心配は、ないといったらウソになるし、孫には念のためマスクをさせてますけど、まったく心配ない数値でしょ。目いっぱい、美しさを楽しませてもらった方が得ですよ」

 山形県庄内地方から職場仲間5人で訪れた女性(47)も、「毎年、テレビで満開が報じられるたびに、一度見てみたいと思っていました。地震の影響も受けずに、変わらず美しい花を咲かせてくれる姿を見ると、右往左往している人間が恥ずかしくなりますね」と目を細めた。

 毎年、満開の時期は観光客を乗せたバスが1日100台以上も訪れる。平日でも磐越道船引三春ICから、駐車場までのわずか2キロに1時間以上もかかるが、記者が訪れた22日午前は、同ICから駐車場までノンストップで10分程度。観光バスは1台で、850台収容の一般駐車場も半分程度しか埋まっていなかった。

 車のナンバーは「福島」「いわき」が圧倒的で、他県でも「山形」「仙台」など。首都圏は限りなく少ない。福島観光バスの今泉幸雄運転士(63)も、「30年以上運んでるけど初めて。福島市や郡山市に避難している原発周辺に住む方々からタクシー送迎の注文はあっても、大型(バス)はゼロよ」と苦笑いするほどだ。

 三春町観光協会によると、例年1日平均約1万6000人が訪れるが、今年はわずか10分の1。風評被害は想像以上に大きい。それでも渡辺安博事務局長は、「こんな時に足を運んでいただいた方にこそ、日本一の桜を見て、元気になってもらいたい。町としてこれほどうれしいことはありません」と話す。

 滝桜の近くに住み、半世紀以上見守り続けてきた橋本タミさん(76)は「今年は、気持ち、色が薄い気がする。原発事故を悲しんでいるのか、客が少ないのを嘆いているのか…」。

 満開も27日まで。来年はより一層鮮やかな「サクラ色」とともに、多くの観光客でにぎわっているはずだ。

 【三春滝桜(みはるたきざくら)】 福島県田村郡三春町にある樹齢1000年以上のベニシダレザクラ。根尾の淡墨桜(岐阜)、山高神代桜(山梨)とならぶ日本三大桜のひとつ。満開時は薄紅色の花をつけ、約25メートルも枝を広げる。福島第1原発からは西に約50キロで、放射線量は毎時約0.4マイクロシーベルト(22日時点)。


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