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Tohazugatali Tourist Bureau

92とはずがたり:2006/09/03(日) 12:51:16
ホテル:「新青森駅」開業にらみ、建設ラッシュ 「県外組」進出に地元危機感 /青森
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060901-00000099-mailo-l02
 ◇「価格競争かなわない」
 10年度に迫った東北新幹線新青森駅(青森市)の開業を前に、同市や弘前市などの県中部の都市圏では県外資本ホテルの進出が一層加速している。「進出組」の多くは全国でチェーン展開するビジネスホテル。最先端のサービスと格安料金を武器に、急増が見込まれる観光客やビジネスマンを一気に取り込もうという算段だ。これに対し、迎え撃つ「地元組」は「価格競争では太刀打ちできない」などと危機感を強めている。【村松洋】
 ◇設備投資、二の足−−函館延伸
 ■1日1万人超
 「市場調査の結果、客のニーズが大きいと判断した」。8月28日、弘前市のJR弘前駅前で県内4店目の開業(07年12月)を発表したホテルチェーン大手「ルートインジャパン」(本社・東京都)の関係者は、新幹線開業後への期待を口にした。来年8月には青森市内でも市内2店目をオープンさせる予定だ。
 県が04年に試算した新幹線開通による経済効果予想によると、新青森駅から青森市や弘前市へ向かう利用者は1日あたり1万1000人で、現在のJR青森駅の利用者数に比べて4000人増えるという。
 青森市では、この新たな「市場」を狙った動きは、既に数年前から散見されていた。03年末に格安チェーンの「スーパーホテル」(同・大阪市)がオープン。今も別のホテルチェーンが青森駅近くに新舘を建設中だ。地元商工関係者によると、他にもまだ数件のホテルが市内に進出を予定しているという。
 ■厳しい老舗
 02年12月に新幹線駅が開業した八戸市でも、当時は「ホテル戦争」が展開された。市内には5件のビジネスホテルが進出。老舗(しにせ)のホテルや旅館はビジネス客を奪われた。さらに、観光客は三沢市の古牧温泉や青森市の浅虫温泉へと流れた。このため、八戸市内では廃業する老舗ホテルも出た。
 同市旅館ホテル協同組合の白鳥省吾理事長は「新幹線による地元の経済効果は、思ったほどはなかった。(既存の宿泊業界には)市内の観光資源の少なさと、新幹線の便利さがあだになった」と振り返る。
 ■差別化狙い
 八戸市のケースを目の当たりにしていた青森市内の既存ホテル業界は、警戒を強めている。同市新町の「ホテルニュー青森館」の千葉英樹常務取締役は「全国展開する大手はサービスのノウハウが豊富。恐怖心が先立ってしまう」と話す。
 もちろん、手をこまねいているわけではない。同社では県内ホテルで初めて、電子マネーによる決済システムを導入した。「東京のビジネスマンら普段利用している方に好評。人件費を浮かす狙いもある。他のホテルとの差別化を図らないと勝ち残れない」と話す。
 旅館経営者の危機感はホテル以上だ。95年に1277件あった県内の旅館は、926件(05年度末現在)まで減った。かつて「得意客」だった修学旅行生やスポーツ大会などの出場生徒らは、ビジネスホテルに奪われている。同市本町で旅館を経営する秋田葉子さん(62)は「生徒のプライバシー意識が高まり、個室を希望する学校が増えている」と嘆く。
 ■一難去っても
 青森市などの宿泊業界にとっては、もう一つ大きな問題がある。新幹線は15年度に函館までの延伸を予定している。そうなれば、日本屈指の観光地・北海道がライバルになるのだ。新青森駅は北海道への単なる「通過駅」に成り下がってしまう恐れがある。
 東北新幹線・盛岡駅(盛岡市)周辺のホテル業界では、02年の八戸駅開業後に展開された低価格競争によって、一部大手の「勝ち組」と、その他の「負け組」に色分けされているという。青森市の宿泊業界からは「函館延伸のことを考えると、新青森駅開業に向けた設備投資も怖くてできない」との声も漏れている。

9月1日朝刊
(毎日新聞) - 9月1日14時1分更新


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