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Tohazugatali Tourist Bureau

723チバQ:2010/10/27(水) 23:25:44

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 馬祖の緊張は国共戦争の両雄、蒋介石、毛沢東の死後、次第に緩和し、台湾は李登輝総統時代の92年に同島の戦時体制を解除した。

 2001年には金門・馬祖の2島と対岸の福建省アモイ、福州の2市間で、それぞれ限定的な中台間の直接往来(小三通)が始まり、08年末には大三通(通航、通商、通信の中台全面開放)に移行した。

 しかし平和の時代が訪れても、馬祖列島が繁栄する状態にはなっていない。かつて6万人いた軍人が大幅に減り、軍人相手の商売が成り立たなくなったためだ。2万人いた島民も半減した。期待した中国人観光客も、三通後は台湾本島に直行する傾向がみられる。

 そこで連江県は豊富な観光資源を売り物に、自前の地域新興に力を入れている。昨年9月には南竿島の媽祖廟近くの山頂に、約4200万元(約1億1300万円)を投じて高さ30メートルの巨大な媽祖の立像を建てた。

 媽祖は、中国・宋代に福建省●(=さんずいに漢字で眉)州生まれの「黙娘」という女性が海で遭難した父を探そうと身を投じて水死し、後に神になったとされる伝説の女神。

 海の守り神として台湾や中国大陸南部であつく信仰されているが、古くから「黙娘の遺体は南竿島に流れ着いた」という言い伝えがあり、馬祖島という島名の由来ともなっている。

    

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 格好の漁場である馬祖列島には、豊かな海の幸を狙ってウミネコ、アジサシなどあまたの海鳥が飛来する。中でも近年は、「神話の鳥」と称されたヒガシシナアジサシが数多く発見され、国際的なバード・ウオッチングの名所となりつつある。

 馬祖は金門島とともに酒造のメッカでもある。かつて戦車を格納していた坑道は地元メーカー、馬祖酒廠(工場)の貯蔵庫に使われている。

 同社ではコーリャン酒と黄酒(紹興酒)を造っている。「花崗岩や麦飯石の岩盤からわき出る甘い鉱泉水を素材に、年中摂氏20度弱の坑道で長年熟成している」(李亨玉・会長)という。

 小さな島々に散在する豊富な観光資源を生かすには、まず交通、宿泊施設などのインフラ整備が欠かせない。

 楊綏生県長は「この3年間に船着き場と船の整備に34億元(約92億円)をかけた。さらに5年以内に国際線の大型飛行機が乗り入れられるように、60億元(約160億円)をかけて空港を拡張したい」と抱負を語っている。

 馬祖列島の観光シーズンは5月中旬から10月中旬まで。冬は風が強く、春は霧の日が多いためだ。


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