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Tohazugatali Tourist Bureau

5283チバQ:2021/08/29(日) 20:54:59
 なによりも、客室案内・部屋食というような個別サービスを廃し、必要なサービスのみに特化した営業に転換し、低料金を実現させているのが大きい。大江戸温泉物語では高齢者やファミリー層が主要ターゲットで多くのリピーターに支えられているというが、いまや「大江戸温泉物語=利用しやすい料金」というブランドイメージが定着してきた。

元プリンスホテル調理部長が腕を振るうバイキング
 ゲストが大江戸温泉物語を選ぶ大きな理由となっているのが「食事」だ。夕食・朝食ともにスタイリッシュにリニューアル・リファインされたレストランで提供されるが、バイキング形式で提供され、ゲストからの評価は高い。

「大江戸温泉物語といえばバイキング」といわれるほどに、食材やメニューへの飽くなきこだわりは驚きだ。「大江戸温泉物語グループ全体で大量に仕入れていることからハイコスパなメニューが提供できる」と語るのは、同グループ最高料理顧問の高階孝晴氏だ。

 会場が混雑しない導線の工夫や料理の温度管理、ディスプレイ、照明の照度まで日々研究していると話す。同氏は元プリンスホテル調理部長として、ブッフェレストランで年間100万人の集客を達成し続けた男として知られるが、大江戸温泉物語においても日々各地の店舗へ指導に出向く。

 そんな大江戸温泉物語もコロナ禍で大きな打撃を受けてきたことは言うまでもない。エンターテインメント、そしてバイキングスタイルなどは、これまでの営業スタイルの根幹に関わる部分だけに、安心・安全の徹底した感染対策を続けながら、新たな運営手法も模索してきたという。

老舗旅館の伝統や趣を活かす「特別感」
 そんな大江戸温泉物語がコロナ禍の2020年11月より運営を開始したのが、「大江戸温泉物語 仙台 秋保(あきう)温泉 岩沼屋」(宮城県仙台市太白区)だ。

 岩沼屋は寛永2年(1625年)の創業と長い歴史を持つ老舗宿。1995年に建設された新館なども含めると主に3館で構成される大規模施設として、宴会場やバー、カラオケなどの設備もあり、かつては多くの団体客が押し寄せた。

 本稿の表現でいえば、いわゆる大型観光型の宿泊施設といえるが、2020年8月に大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツに事業譲渡、改装工事を経てリブランドオープンした。早速取材に出向いてみたが、到着して意外なことに気付いた。

 大江戸温泉物語といえば、アイコンとして特徴的なロゴが目立つポジションに配されているが、岩沼屋にはまったく見当たらないのだ。ブランドイメージも集客のポイントである大江戸温泉物語にしては少々意外であったが、「これまでの大江戸温泉物語の施設とは一線を画す」という意思表示にも見えた。

 また、ファーストインプレッションとして印象的だったのは、スタッフの挨拶が徹底していることだった。オープンに際して優秀なスタッフをいかに確保するのかは宿泊業の課題であるとされるが、岩沼屋のスタッフはかなり慣れている印象だ。

 総支配人の山田洋一氏に聞いてみると、「旧岩沼屋の従業員のうち、約7割を大江戸温泉物語で継続雇用し、岩沼屋への想いを持ったスタッフの知識や経験を最大限に活かしている」という。

 もちろん、大江戸温泉物語でも全社的に挨拶をはじめ接遇に関するブランド基準は設けているという。だが、岩沼屋はご当地の伝統的な老舗旅館だっただけに、成熟したホスピタリティマインドのあるスタッフがリブランド後も働き続けることで、全国チェーンのブランドとは思えない特別感をもたらしていた。


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