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Tohazugatali Tourist Bureau

4549チバQ:2020/08/25(火) 11:28:55
◆【パターン5】航空会社のキャンペーン中に秘かな“修行”

新型コロナの特別対応で、ANAとJALが搭乗時に加算されるポイントが2倍になるキャンペーンを実施した。飛行機に乗る機会が減ることに対する上級会員向けの優遇措置であったものの、これに沸き立ったのが航空会社の上級会員を目指す“修行”を行う人々。例えば、最上級のダイヤモンド会員に到達するのに、通常の搭乗ペースの半分、費用も半分ほどで済むのだから、言い方は悪いが“おいしい話”に違いなかった。

4月や5月に搭乗率が激減した時、とある地方空港で「客のほとんどが修行の人たちだった」と聞いた。数こそ少なかったものの修行する様子をSNSに投稿する人も検索すると簡単に出てきた。まるで影武者の如く、目立たず淡々と搭乗をこなす様子が垣間見られた。

ただ、そんな人々の動きが緊急事態宣言後やゴールデンウィーク前後、ネットメディアなどで明るみに出て、やはり世間の批判を浴びた。その影響もあり、JALは2倍ポイントのキャンペーンを途中で中止した。

◆大半の人々は今も旅行を自粛している、今後は?

筆者の周りでは「旅行が好きでも今は自粛」と話す人々が大半だ。東京や大阪など都心部に住む人が多く、旅行という不要不急の外出で感染するリスクに加え、自らが感染源となることを懸念する声をよく耳にする。

一方で、旅行する人の中でも、公共交通機関を避ける人もいるし、「ウラジオストクの予定が淡路島になった」と、近場で日帰り旅行を楽しむ人もいる。また、東京・池袋にある体験施設でVR(バーチャル・リアリティ)を使って旅行を楽しんだり、機内食を味わったりして画像をSNSに投稿する人も見かけた。コロナ禍での旅行好きは、新たな楽しみ方をも模索しているように感じる。

国が「Go To トラベル」を行っているのもあり、旅行自体を非難することはできないし、旅行者を一方的に責めるのもいかがなものかと思う。ただ、地方自治体が独自の非常事態宣言を発令し、地方に感染が確実に広がっている現状を見ると、「本当に今、旅行をしてよいのか」という質問への答えは、旅のプロからしても「今はできれば止める、まだ近場なら、感染対策は万全に、3密を避けて…」という感じだ。どうしても行くなら「くれぐれも気を付けてくださいね」としか言えない。旅行は本来、心の底から楽しむはずのもの、だが今は心境複雑、モヤモヤした気持ちが消えず、今後の旅行についても当面は「コロナ」が付きまとう。

■記事中の情報、データは2020年8月20日現在のものです。

文・写真:Aki Shikama / シカマアキ
旅行ジャーナリスト&フォトグラファー。飛行機・空港を中心に旅行関連の取材、執筆、撮影などを行う。国内全都道府県、海外約40ヶ国・地域を歴訪。ニコンカレッジ講師。元全国紙記者。


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