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Tohazugatali Tourist Bureau

3003チバQ:2014/08/20(水) 19:27:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140820-00000525-san-soci
動物の高齢化、来場者減…「天王寺動物園」再生に挑む元官僚
産経新聞 8月20日(水)16時0分配信

天王寺動物園の牧慎一郎・改革担当部長=大阪市天王寺区(安元雄太撮影)(写真:産経新聞)
 大阪の子供なら、だれでも思い出がある大阪市の天王寺動物園(天王寺区)が今、再生に挑んでいる。来園者数はピーク時の3分の1に落ち込み、動物の高齢化など深刻な課題にも直面している。「お客さんを喜ばせる動物園を」との橋下徹市長の願いは、7月に公募で採用した動物園改革担当部長、牧慎一郎氏(43)に託された。文部科学省の元官僚でありながら、クイズ番組で動物園王に輝いた異色の経歴の持ち主。ハードルは高いが、「お客さんをワクワクさせる」と燃えている。

 主(あるじ)を失ったゾウ舎の寝室は静まり返っていた。隣接する屋内展示室の献花台には7月30日に死んだ春子をしのび、花束や果物を供える人が後を絶たない。

 人間なら90歳を超える推定66歳。牧さんは親しみを込め「おばあちゃん」と呼び、「長年貢献してくれた功労者」とたたえた。

 春子がいなくなり、園内のゾウはラニー博子(推定45歳)だけに。「ゾウは賢いから何が起こったかは分かっている。さびしい思いをしないよう飼育員が気をつけているが、新たなゾウを入れることは難しい」と牧さんはもらす。

 動物の高齢化は深刻だ。平成24年に死んだオランウータンなどのおりは空の状態で、「ただいま整備中」の札がかけられている。多くの動物園が高齢化に直面しており、「全国的に動物園の数に比べて個体数が少ない」と説明する。

 牧さんは大阪府吹田市出身。旧科学技術庁(現文部科学省)に入り、原子力政策の部門などで組織運営を担うポストを歴任。忙しい仕事の合間をぬって国内外の動物園、水族館約100カ所をめぐり、興味の対象が動物から動物園の組織運営に広がった。「職業病ですね」と笑う。

 好きが高じて横浜、名古屋両市の動物園のあり方を検討する委員に就任。平成18年には動物園王を決めるテレビのクイズ番組に「ペンギン大臣」の異名で出場し、見事に優勝した。赤ちゃんの映像から動物園を当てる難題も正解するなどマニアぶりが話題になった。

 改革担当部長は29年3月までの任期付き。当初は安定した身分を捨てることに悩んだが、サービス改善や運営の方針を決める仕事が「自分にうってつけのように思えた。チャレンジせずに後悔したくなかった」。

 今年7月の着任から約1カ月半。動物の赤ちゃんの写真パネルを入り口付近に設置したり、ホームページの更新頻度を上げたりとサービス改善に動く。

 しかし天王寺動物園をめぐる状況は厳しい。来園者数は最盛期には約335万人(昭和48年度)を記録したが、減少傾向が続き、平成25年度には約113万人にまで落ち込んだ。

 財政難から動物購入は容易でなく、6月にお目見えした雌のキリン、ハルカスは近畿日本鉄道の寄贈。今年度の施設の改修費すら予算ではまかなえず、積立金約2千万円のうち1500万円を切り崩す。

 公立動物園はどこも厳しい運営の中、模索を続ける。京都市動物園(左京区)は6月からサポーター制度を導入。個人や団体から餌代の寄付を募ったり、園内で企業に広告を出してもらったりし、地域一体で運営する姿勢を打ち出す。

 神戸市立王子動物園(灘区)はボランティアを毎年登録し、研修受講後に来園者のガイドなどを依頼。今年度の登録者は55人で、増加傾向だという。 

 天王寺動物園は来年、開園100周年。橋下市長は今月、メールで動物園側に職員らのサービス意識の向上と夜間開園の検討を求めた。牧さんは課題に囲まれながらも表情は明るい。

 「市長を納得させるプランを提案し、お客さんをワクワクさせる世界観を提供したい」


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