ニュージーランド・オタゴ大学(University of Otago)でマーケティングを研究しているシェーラ・ファーガソン(Shelagh Ferguson)氏とアレックス・コーツ(Alex Coats)氏は先月、「ダーク・ツーリズム」現象に関する論文を発表した。その中で、地元の住民はそうした関心をもたれるのは不可避だと受け止めているものの、惨事の記憶が生々しく残る地域社会でさらなるトラウマ(心的外傷)を引き起こさないよう、厳格な規制が必要だとしている。
米国とケニアに支社を構える旅行会社「トゥサファリ・アフリカ・トラベルズ(Tusafiri Africa Travels)」では、「ルワンダの歴史に学ぼう(Rwanda History Will Tell!)」と題した6日間のツアーを提供している。このツアーではゴリラやキンシコウの観察に先立って、まずキガリ郊外にある2つの虐殺記念施設を訪れる。