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Tohazugatali Tourist Bureau

2384チバQ:2013/05/12(日) 07:30:02
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20130511-OYT8T01259.htm
鹿島酒蔵ツーリズム快走 2年目5万人集客



大勢の来場者でにぎわった酒蔵ツーリズム(3月30日)  酒造が盛んな鹿島市で、酒蔵を巡って飲み比べを楽しむ春のイベント「鹿島酒蔵ツーリズム」が人気を集めている。期間は3月末の2日間だが、初めて開いた昨年は約3万人、今年は約5万人が訪れ、好調だ。折しも、観光庁は3月、日本の酒文化を観光資源にしようと、官民共同で協議会を設立。全国的に機運が高まる中、地酒を起爆剤にした鹿島の取り組みについて探った。(大野亮二)

 江戸時代に宿場町「肥前浜宿」として栄えた鹿島市の浜地区。多良岳山系の水に恵まれ、酒蔵が軒を連ねる一帯は「酒蔵通り」と呼ばれる。

 ツーリズムが催された3月30、31日。通り沿いには、日本酒の試飲やつまみの試食ができる机が並び、大勢の人が行き来した。酒が飲めない人や子ども向けには、甘酒や酒を使った菓子が用意され、家族連れの姿も多かった。武雄市から訪れた飲食店経営、江口千津子さん(55)は「多くの銘柄を味わえたし、蔵も見学できた」と満足そうな表情を浮かべた。

 ツーリズムのきっかけは、鹿島市の富久千代酒造の「鍋島」が2011年、世界最大級のワイン品評会の日本酒部門で最高賞を受賞したことだ。脚光を浴びる中、「市内の6蔵がまとまって鹿島の酒をアピールしよう」との機運が高まり、6蔵と市、市観光協会などで鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会を同年9月に設立。新酒と桜の開花に合わせ、3月下旬に一斉蔵開きを目玉としたイベントを開くことにした。

 市によると、初回から市の人口と同規模の約3万人を集め、総額約2000万円を売り上げた。約5万人が訪れた今回は、駅や会場を循環するバスを6台に倍増させたが、それでも足りないほど。売り上げの集計はまだだが、前回を上回るのは確実だ。

 ただ、経済効果が広域に波及しているとは、まだ言い難い。

 推進協会長で、富久千代酒造社長の飯盛直喜さん(50)は「会場周辺の飲食店に足を伸ばしたり、旅館に泊まったりするお客が少ない」と指摘。「ツーリズムは鹿島に来てもらうきっかけ。年間を通して集客するには酒だけでなく、食や宿泊の魅力にも触れて頂くことが肝心だ」と話す。

 市も「日帰りに頼らない仕掛けが必要」として、酒だけでなく、地元の祐徳稲荷神社や民俗芸能「面浮立」の見学などをセットにした宿泊ツアーを9月に開く予定だ。

 市議会も3月、市に日本酒普及の取り組みを促す「日本酒で乾杯を推進する条例」を議員提案で制定しており、地域挙げての支援を進める。

◇酒で地域おこし、観光庁後押し

 地酒を観光資源にした地域おこしの仕掛けは、すでに新潟県や京都府、兵庫県などで行われている。広島県東広島市では1990年から毎年10月の2日間、蔵を開放した「酒まつり」が行われており、約24〜25万人を集める。また、蔵を改装したカフェや藍染め体験施設もあり、多彩な楽しみ方ができるのが特徴だ。

 こうした先進事例を全国に波及させようと、観光庁は3月26日、酒造業界や観光団体などとともに「酒蔵ツーリズム推進協議会」を設立した。全国の事例を収集して発信し、地酒を活用した地域おこしを促進する方針だ。また、外国人観光客にも日本の酒を知ってもらうことで、将来、国産酒の輸出拡大につなげる狙いもある。

 知名度や取り組みでは“後発組”の鹿島市だが、全国の若手蔵元有志でつくる「酒サムライ」のコーディネーター、平出淑恵さん(神奈川県)は「日本酒という元々、地域にある資源に全員参加で光を当て、2年で軌道に乗せた意義は大きい。酒蔵を使った活性化を目指す他地域の見本になる」と指摘。「同様の取り組みが全国に広がれば、世界に日本の酒文化を発信でき、輸出の増加が期待できる」と話している。

(2013年5月12日 読売新聞)


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