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Tohazugatali Tourist Bureau

2103チバQ:2012/11/18(日) 12:06:46
>>2101
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001211130001
人の「気配」感じる街に
2012年11月13日


観光物産館「つるの屋」をデザインした水戸岡鋭治さん=水俣市湯出


湯の鶴温泉街にオープンした「つるの屋」=水俣市湯出

  JR九州などの鉄道車両のデザインで知られる工業デザイナー・水戸岡鋭治さん(65)。その作品には建築物や空間の意匠も多く、温泉街の再興を期して水俣市が整備し、1日オープンした湯の鶴観光物産館「つるの屋」もその一つだ。水俣を訪れた水戸岡さんに、デザインの狙いやまちづくりへの思いを聞いた。


  水俣には八代海に面した湯の児温泉と山あいの湯の鶴温泉がある。湯の鶴はひなびた湯治場の風情を醸すが、近年客足は細り、通りには廃業した旅館も目立つ。にぎわいづくりの期待をかけて「つるの屋」が計画された。


  「いいお湯が出て景勝地、でも元気がない――と聞いて訪れた。街並みを見て、相当手間がかかるぞと思いました。地域の『価値』をコントロールできていない。物産館で本当に街が元気になるかな、とも」


  「検討の末にイメージしたのが、地域の人がお茶を飲み、くつろいで、情報交換できるような場所。『最高の公民館』『どこに出しても恥ずかしくないような迎賓館』にしようと」


  外観はしっくいの白壁と瓦ぶき。屋根裏には黒光りしたはりが伸びる。新築なのに年月を重ねた商家を思わせるたたずまい。運営の中身にもこだわった。


  「公募で指定管理者になりかけた業者さんがいたが、館内のレストランで提供する食事やサービスについていろいろ要望を伝えたら、『ギブアップ』された。それから、たまたま話をした知人が手を挙げて、市から管理者に選ばれました」


  それが、阿蘇市の観光施設『はな阿蘇美』を経営する中山謙吾さん(58)。水戸岡さんは、豪華列車『ななつ星in九州』の仕事が縁で知り合った。中山さんの会社は、阿蘇駅で『ななつ星』の乗客に提供される朝食のコンセプトを提案し、受託が決まっている。


  「彼は安心して任せられるプロ。これで全国区で通用する物産館になる」


  「今や観光客は日本国内からだけではない。アジア各地や欧米からのお客も意識しなければなりません」


  水戸岡さんのアイデアで、湯の鶴温泉の旅館や商店の軒先には色調を統一したのれんがかけられた。


  「のれんがあるだけで『気配』が生まれるんです。通りに人が見えなくても、のれんの向こうに人を感じられる。打ち水をする、花を置くでもいい。気配が人を和ませます」


  物産館と併せ、目抜き通りの県道の改修や観光案内板の設置など行政主導のハード整備も進む。


  「ハコ(建物)ができても、地元の人たちが『自分たちのステージ』と感じなければ、まちづくりはうまくいきません。街並みには住民の意識が表れます」


  「見られること、期待されることで人は変わる。湯の鶴でも人々の表情に変化を感じます。街を出た人が、帰ってきたくなるような街にしてほしい」(田中久稔)


みとおか・えいじ 1947年生まれ。大阪やイタリアのデザイン事務所で働き、72年にドーンデザイン研究所(東京)を設立。鉄道デザインの「集大成」として、JR九州が来年10月に運行を始める国内初のクルーズトレイン「ななつ星」を手がけている。来春お目見えする肥薩おれんじ鉄道の観光列車「おれんじ食堂」も担当した。


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