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Tohazugatali Tourist Bureau

195千葉9区:2009/01/11(日) 23:33:42
 「乗り物が大好きな息子のために、ヘリコプターに乗りたいという夢をかなえてほしい」。昨年3月、エクセル航空にそんな相談が寄せられた。筋肉が次第に萎縮(いしゅく)して体を動かせなくなる難病「筋ジストロフィー」にかかった静岡県の小学2年の男児。辛うじて自立歩行は可能だったが、「病気が進行して動けなくなる前に、大切な思い出を残してあげたい」という、母親のたっての願いだった。

 同社は依頼を快諾。その後、飛行中の気圧の変化や振動、騒音のレベルなどの情報を母親に伝え、一つひとつ主治医に確認してもらい、約1カ月後にようやくゴーサインが出た。当日、男児は父母と妹の一家4人で搭乗。最初は緊張からこわ張った表情だったが、東京都心の約15分のフライトを終えると、満面の笑顔でヘリから降りてきた。

 男児は、筋力の低下から発話は困難だったが、飛行中、「雲、東京タワー、ヘリコプター」などとつぶやきながら、至福の表情を浮かべていたという。母親は「息子の夢をかなえてあげることができました。これから一生、大切な思い出にしていきます」と目に涙を浮かべて礼を述べた。

  ◇    ◇

 昨年8月、いつものように遊覧飛行を終えた赤城さんは、搭乗した60代の夫婦から握手を求められた。「思い出作りに」と、新潟県からやってきたという。

 「ヘリコプターなんて大したことないと思っていたが、一生の記念になった。わざわざ新潟から来たかいがあった。ありがとう」

 エクセル航空のヘリは今夜も、人々の夢を乗せて夜空を舞っている。

毎日新聞 2009年1月11日 地方版


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