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Tohazugatali Tourist Bureau

1900チバQ:2012/08/20(月) 21:49:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20120819-OYT8T00747.htm
木曽川の渡し 観光船で復活

観光船への再利用が始まった渡し船(愛西市の木曽川で)  かつては人や物を運ぶ重要な役割を担っていた木曽川の渡し船が次々に廃止されている。県内で現在も続いているのは、一宮市と岐阜県羽島市との間を結ぶ「西中野の渡船」だけになったが、近くに計画されている「新濃尾大橋(仮称)」が完成すれば、この渡し船もなくなる可能性がある。そんな中、廃止された渡し船を再活用する観光船の運航が7月から愛西市で始まり、木曽三川の自然に親しむ手段として効果が期待されている。(渡辺浩平)

 愛西市にはこれまで、岐阜県海津市との間を結ぶ「葛木(かつらぎ)渡船」と「日原(ひわら)渡船」があったが、昨年3月末で運航を中止した。

 始まった時期ははっきりしていないが、日原渡船は1927年、葛木渡船は55年に県営渡船となり、それぞれ無料で利用できる生活の足として運航されていた。しかし、69年に上流側の東海大橋、84年に下流側の立田大橋が完成して利用者は激減。2005〜09年度の年間平均利用者はいずれも500人前後にまで減ったため、10年度に県監査委員が渡船のあり方を根本的に検討するよう県に求め、県は廃止を決めた。

 観光船に再活用されたのは葛木渡船。愛西市は県から船を無償で譲り受け、同市観光協会が7月1日から運航を始めた。

 ルートには、1902年に完成した「船頭平(せんどうひら)閘門(こうもん)」(国重要文化財)がある。木曽川と長良川の水位の差を調整して船を通す施設で、観光船は実際にこの閘門を通過し、長良川に出る。帰りも閘門を通り、出発点の葛木港に戻る。2時間半の船旅の目玉ともなっている。

 仲間3人で乗船した江南市の伊藤邦子さん(73)は「川の上は涼しくて気持ちが良かった。船頭平閘門も珍しく、興味深かった」と満足していた。

 同観光協会では「定員12人の観光船に平均で10人ほどの客があり、まずまずのスタート。野鳥観察もでき、多くの人に木曽川下流の豊かな自然に親しんでもらいたい」としている。

 木曽川では最後の渡し船になった「西中野の渡船」は昨年度、延べ約4200人の利用があったが、その9割ほどは行楽やサイクリング途中での利用と見られ、すでに日常生活に必要な足ではなくなっている。近くに橋が建設されれば、渡し船は役割を終える可能性が大きい。船頭の江崎恭平さん(68)は「治水のため薩摩藩が築いたという猿尾(堤防)も近くにあり、渡し船に歴史や文化的な価値はあると思う。廃止されれば寂しい」と話している。

(2012年8月20日 読売新聞)


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