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Tohazugatali Tourist Bureau

1531チバQ:2012/03/24(土) 09:33:09
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120319/trd12031915300008-n1.htm
【こだわり旅物語】
カンボジア・プノンペン(上) 
2012.3.19 18:31
 ■変遷 歴史の重みズシリ

 カンボジアの首都プノンペンは、アンコール遺跡群に比べると日本人にとってはなじみが薄いかもしれないが、欧州や中国、韓国などから多くの観光客が訪れる。かつての内戦で荒廃した街並みも、近年の経済発展とともに大都市を思わせるほど復興している。郊外に足を伸ばせば、点在する遺跡や、旧ポル・ポト政権の教訓を伝える施設が残り、国の変遷と歴史の重みが感じられた。(文 南昇平)

 ◆活気にあふれる街中

 ベトナム・ホーチミンを離陸して約45分。プノンペン国際空港に到着した。この時期の日本との気温差は大きいが、湿度が低いせいか汗はかかなかった。

 空港から市中心部へ伸びる幹線道路は、朝夕は車とオートバイで埋め尽くされる。カムリ、カローラ、ハイエースと圧倒的にトヨタ車が多く、レクサスのSUVも散見された。いたるところで歩道工事が行われ、経済発展に伴いインフラ整備が急ピッチで進められる一端がうかがえた。

 毎週末の夕方には、市の東を流れるトンレサップ川沿いの公園でナイト・マーケットが開催され、工芸品店や飲食店のテントが並ぶ。サトウヤシを搾ったジュースを飲んでみると、なかなかおいしい。

 夜、女性だけで街を歩く光景を何度か見かけた。治安も確実に向上しているようだ。

 ◆キリング・フィールド

 翌朝、車で南へ。40分ほど走ると通称キリング・フィールドに到着した。旧ポル・ポト政権下で多くの人々が処刑された場所だ。

 後に遺体を掘り返した穴86カ所がそのまま残り、雑草が生い茂っている。ほかに手つかずのままの穴が43カ所残っているという。

 敷地の中央に建つ慰霊塔には8985個の頭蓋骨がガラス越しに見える形で安置されており、その光景に息をのむ。来場者はみな頭を垂れていた。

 さらに国道を南下し、トンレバティ湖畔にせり出した小屋で涼みながら昼食をとった。さばいたばかりのニワトリの丸焼きやチャーハンは適度な辛さとスパイスで絶品だった。

 ◆郊外にたたずむ遺跡

 トンレバティ湖から車を数分走らせると、アンコール・トムと同時期の12世紀後半に建てられた寺院ワット・タ・プロームが見えてきた。日本語ガイドのソワンさんは「14〜16世紀に大乗仏教が渡来し、涅槃(ねはん)像を入れる改装が行われた」と教えてくれた。

 規模は小さいものの、きれいに修復され、今も仏教とヒンズー教の複合寺院として使われている。回廊からは神と阿修羅のレリーフを眺めることができ、細かい表情に思わず見入ってしまった。

 少し離れた小山には、内戦時代に破壊され、日本の援助で再建された仏教寺院ワット・プノン・タマウがある。レンガの壁がかろうじて元の寺院の存在を示しており、神々が綱引きをする様子を彫ったレリーフはとても興味深かった。

                   ◇

 ≪メモ≫プノンペン

 カンボジア南部に位置する首都。人口は約140万人で、国全体の10分の1が集中。アンコール遺跡群の玄関口となるシェムリアップとは250キロ離れている。11月から5月が乾期。日本から直行便はなく、関西国際空港からはタイ・バンコクまたはベトナム・ホーチミンで乗り継ぎとなる。時差は日本から2時間遅れ。


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