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Tohazugatali Tourist Bureau

1277チバQ:2011/10/16(日) 09:51:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20111016-OYT8T00022.htm
秋祭り 中止・縮小次々
被災各地 震災で資金難 道具流失も


規模を縮小し2隻のみの参加となった釜石まつりの目玉「曳き船まつり」。後方には津波被害を受け再建中の施設が見える(15日、釜石市で)=増田教三撮影  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で、被災地の秋祭りが中止や規模縮小に追い込まれている。神社や住宅が津波に流されたり、仮設住宅に住む住民が費用を工面できなかったりするためで、集落の絆を深めてきた地域の伝統が崩壊しかねない状況だ。

 集落に伝わる各祭りを1967年から同時期に集約して行い、漁業と製鉄業の発展を祈願する釜石市の「釜石まつり」は、規模を大幅に縮小して14日から3日間の日程で始まった。

 祭りの目玉「曳(ひ)き船まつり」は、約20隻の漁船が釜石港内を周回し、船上で漁師らが舞う「虎舞(とらまい)」が呼び物。しかし、今年は多くの船が被災し、15日は2隻の船が港内を巡っただけで虎舞は中止に。事務局を務める釜石商工会議所の中小企業相談所長板沢文二さん(58)は「毎年、観光客もたくさん訪れるが、今年は静かな祭りだ」と残念そうに話した。

 例年約20団体、約1600人が参加する「神輿(みこし)合同市内渡御(とぎょ)」も、山車や神輿が破損し、9団体、約500人の参加にとどまる。

 同市の鵜住(うのすみ)神社の祭礼は、資金難で中止となった。例年、住民から計約300万円の寄付が集まるが、今年は「借金を抱えたり、家族を亡くしたりした人からはもらえない」(同神社)と、9月14日に神事だけ行った。宮司の花輪宗嗣さん(28)は「地域の絆を築くため祭礼を続けたいが、神社自体の運営も苦しい」と話す。

 9月下旬に大槌町で行われた小鎚神社の秋祭りも、奉納する舞の面などが流され規模を縮小した。例年20団体が参加するが、今年は12団体で、寂しい祭りとなった。

 こうした状況は宮城県も同じだ。気仙沼市の「リアス牡蠣(かき)まつり唐桑」(11月20日)は、カキの養殖施設が壊滅的被害を受け、メカジキとサケを中心に地場産品を販売する「からくわ復興感謝祭」に名称変更し、規模を縮小する。このほか、会場に仮設住宅が建てられたことなどで、県内では少なくとも25件が中止、6件が規模縮小に追い込まれた。

 一方、福島県では、原発事故で警戒区域に入ったため、10月中旬から11月上旬に行われる3町のサケ祭りが中止となり、村の一部が警戒区域に入っている葛尾村の祭りも中止になった。

 盛岡大学の橋本裕之教授(民俗学)は「秋祭りは、地域住民の絆を深めるだけでなく、伝統芸能の貴重な継承の機会でもある。息の長い財政支援が必要」と訴えている。

(2011年10月16日 読売新聞)


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