したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Tohazugatali Tourist Bureau

1096チバQ:2011/07/11(月) 22:20:06
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011071002000148.html
屋外広告 規制に限界 保存地区「ひがし茶屋街」
2011年7月10日

多くの観光客らでにぎわう店。文字の大きさに待ったがかかる=金沢市東山で


新幹線開業控え
摩擦増加の懸念
 北陸を代表する観光地、金沢市の「ひがし茶屋街」で、屋外広告物をめぐる“問題”が浮上している。二百年近い歴史を誇る茶屋街「東山ひがし」は、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)。自治体が定める保存計画などで用途や建築物の形態、意匠などに一定の制限を課し修景や景観を守っているが、表現の自由とのかねあいもあり、完全なルール化は難しいようだ。(田嶋豊)

 象徴的な舞台となったのは、金沢の郷土料理に欠かせない麩(ふ)製造販売の「加賀麩 不室屋」(金沢市)ののれん。茶屋街のメーンストリートに位置する町家を生かし、ことし四月下旬にオープンした。店の看板ともいえる意匠の「ふ」の字が大きいと、地元が景観への配慮を求めたのが事の発端だ。

 東山ひがし(約一・八ヘクタール)では、文化的価値の保存と歴史的環境を守り育てることを目的に、住民らでつくる「金沢東山・ひがしの町並みと文化を守る会」と市が、独自のまちづくり協定を策定。保存計画と合わせて景観誘導を図っている。

 不室屋ののれんは一・三平方メートルで、協定に定める「広告物全体の表示面積を四平方メートル以下」の基準を満たすが、看板の文字の大きさに基準はない。地元は文字が大きい「印象」を問題視。不室屋は地元の意向をくみ、意匠のサイズを縮小する考えを示し、地元側は提案を受け入れるか協議中だ。守る会の金谷武彦さんは「合意があってしかるべき問題。双方が納得のいく着地点を見いだせれば」と話し、出店側と地域が価値観を共有しようとする姿勢で過度な軋轢(あつれき)を避けている。

 出店数が近年増加している東山ひがしでは、二〇一四年度の北陸新幹線金沢開業を控え、さらなる投資も予想される。今回のような「印象」が議論になるケースについて、市は「すべてのルール化は難しく限界がある」の立場で、同様の事態が今後起きないという保証はない。

 金沢美術工芸大の坂本英之教授(環境デザイン)は「地域特有の景観があり、それぞれが方針を決めることが重要。今回のケースは自治意識の表れで、県や全国の景観行政に良い影響を与えられれば」と注目している。

  重要伝統的建造物群保存地区  1975(昭和50)年の文化財保護法の改正により、歴史的な風致を形成する伝統的な建造物群を文化財ととらえ、町並みを保存する制度を創設。その中でも特に価値が高いものを重伝建として選定し、さまざまな側面から支援を行う。保存地区は山村や漁村などの集落をはじめ、宿場、港町、商家、産業、社寺、茶屋、武家などに分類され、現在、全国77市町村91地区が選定されている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板