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Tohazugatali Tourist Bureau

1030チバQ:2011/06/08(水) 22:25:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110608-OYT8T00069.htm
「空席なくせ」瞬時の判断


スタッフを指導する吉川さん。素早く、かつ楽しい気持ちにさせるゲスト案内を心がける(ジュラシック・パーク・ザ・ライドで) 35分、50分、60分。携帯電話に続々と送られる待ち時間を示す数字と格闘する。

 米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)の各アトラクションには連日、ゲスト(客)の長い列ができる。16のアトラクションの運行を統括する吉川一宏(41)は、パーク内を飛び回り、計約1000人ものスタッフを指揮する。課せられたミッションは、待ち時間を短縮せよ――。

 ある日の午後。吉川は「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」に向かった。25人乗りのボートに乗って恐竜映画の世界を体験する人気アトラクションで、入り口に表示された待ち時間は「40分」。吉川は乗船ゲートから少し離れた場所に立ち、ストップウオッチを手に目を光らせた。

 案内スタッフの動きに無駄はないか。発進させるまでの時間は適切か。表情が時折、険しくなる。ボートに複数の空席が出た時だ。

 グループ客を順番に乗せていくと、端数が空席になる。だが、吉川が目指すのは空席ゼロ。「1回に1席でも、100回なら100席。それだけゲストを待たせることになる」からだ。

 「もっと、シングルを案内してっ!」。スタッフに吉川のげきが飛ぶ。シングルとは、1人で乗ってもいいというゲストのことだ。別の列に並んでもらい、空席に優先して案内する。待ち時間全体を短縮させるUSJ独自の手法という。

 さらにスタッフには、常に列の後方まで見渡し、「次は何人組と何人組か」「どこに何人ずつ座ってもらうか」を、瞬時に判断する機転と工夫も求め続ける。

 この世界に入ったのは19歳の時。広島から上京後、土木作業員やトラック運転手などを経て、東京ディズニーランドでアルバイトを始めたのがきっかけだ。

 「ゲストの様々な要望に応え、笑顔になってもらう。そんな仕事が天職に思えた」。10年前、開業前のUSJに転職した。白紙の状態から自分の思いやアイデアを形にしたかったからだ。

 口癖は「すべては、ゲストの満足度を高めるため」。一つでも多くのアトラクションを体験してもらうことが、それにつながる。

 約1時間後。別のアトラクションへと転戦した吉川が、携帯電話の画面に目をやる。てこ入れしたアトラクションの待ち時間が10分短縮されていた。


 こわもての顔が、少し緩んだ。だが、それもつかの間、再び次の現場へと走り出す。「1分1秒でも短縮する。目指すサービスにゴールはありません」(敬称略)

 「ジョーズ」周辺のアミティ・ビレッジ。米ニューイングランド地方の寒々とした漁村をイメージしたセットだが、建物のてっぺんに目を凝らしてみると……。風見「鶏」ならぬ、風見「サメ」や「ボート」「人魚」「ロブスター」など、九つのユニークな飾りが取り付けられている。

(2011年6月8日 読売新聞)


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