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マスコミ

656名無しさん:2009/09/22(火) 16:00:21
>>655

本当の黒幕は誰なのか
 私が一番気にしていることは、これまで記者クラブ問題というのは、メディアの既得権益という文脈だけで捉えられてきたが、今回メディアがいよいよ観念して記者クラブ開放やむなしに舵を切ったとき、実は記者クラブ制度の存続を最も望むリヴァイアサンが、にわかに顔を出してきたということなのではないかということだ。

 つまり、記者クラブ制度というのは、一見メディアの既得権益問題に見えるのだが、実はそれは副次的な産物に過ぎず、この制度で一番得をしているのは実は「統治権力」というリヴァイアサンに他ならないということである。

 統治権力にとっては、記者クラブという餌を与えてメディアを飼い慣らしておけば、こんなに楽な話はない。特権を与えてもらっているメディアは、けっして自分たちに真剣には刃向かってこないだろうし、しかも記者クラブという部屋で御用記事ばかりを書いて虚勢された記者たちは、もはや統治権力をチェックする気概も能力も持っていない。

 しかも、記者クラブ問題では、批判されるとすればメディアだけが批判され、なぜか第一義的な受益者であるはずの黒幕である統治権力は、ほとんど批判の対象にならない。
 だから、今回記者クラブが「もはやこれまで!」と観念したとたんに、いよいよ黒幕というか、真の記者クラブ制度の受益者リヴァイアサンがついに姿を現し、「待った」をかけたと考えれば、話の構造もとてもわかりやすいのではないか。

 となれば、私たちはけっしてリヴァイアサンの暴走を許してはいけない。

 今回、震源地の特定までは白黒はっきりつけることができたが、そこから先の最後の本丸が特定できないのが、今の私の限界である。鳩山首相や平野官房長官に直接記者会見で質せば簡単に解決する問題なのだが、まだ私は会見には出られないのである。そもそもそうした質問ができる人が会見に出席できていれば今回の問題もなかったわけで、いわゆる「カギのかかった箱の中に入ったカギ」問題の解決は簡単ではないということだ。

 いずれ私が総理会見や官房長官の会見に出られるようになったら、是非そうしたことを聞いてみたいと思う。つい先日までは鳩山氏に記者会見やぶらさがりで何でも聞けたにもかかわらず、権力の中に入ったとたん、何一つ問いただすことができない雲の上の人になってしまうとは、やはりリヴァイアサンの力は怖ろしい。本当は、メディアが力を合わせて、この怪物と戦っていかなければならないはずなのに、記者クラブメディアと非記者クラブメディアにまんまと分断されてしまった。この分断統治こそが、リヴァイアサンの最も得意とする戦術であることを、我々は今あらためて肝に銘じる必要がある。
(取材協力:ビデオニュース・ドットコム、竹内梓、山本清香)

【追記】
 なお、記者会見をオープン化するにあたり、セキュリティの問題がどうこうとか、キャパシティの問題があるといった言説が乱れ飛んでいるようだ。いたって業界内のテクニカルな話ではあるが、その点にご関心のある方は、私の個人ブログにある「記者会見をオープンにするのは簡単なことですよ」をご一読いただければ幸いだ。


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