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マスコミ
1215
:
名無しさん
:2016/06/19(日) 13:43:42
>>1214
●消極証拠を見逃さないための「白くする取材」
ーーこれまでの事例は裁判になった場合の話でしたが、裁判になる前の段階で、相手先から警告などを受けることはあるんですか?
「あります。相手先に質問を送ったら、法的措置をとると返事が来ることもあります。裁判になること自体は、喜ばないですけど、仕方のないことです。訴訟になった時に十分に戦える記事が作れるのであれば、恐れずに前に進もうという姿勢ですね」
ーー「十分に戦えそうにない」と判断した場合はどうするんですか?
「裏付けが甘かったり、あやふやな部分があった場合は撤収します。撤退・撤収する勇気を持つのも大事なことです。
以前、警察庁長官をしていた方とお話をしていた時、足利事件の菅家利和さんの話になったんです。なぜ冤罪事件が後を絶たないのか、と私が質問したところ、その長官経験者は、『白くする捜査』をしないからだと言っていました。
初めて聞いた言葉だったので、それは何ですか、と聞いたら、『現場の警察官は常に相手はクロだと思って捜査をする。クロだ、クロだと思って捜査を続けていると、実は相手が無実であることを裏付ける消極証拠があっても、目に入ってこなくて、見落としてしまうことがままある。だから、警察官というのはクロであるという目と同時に、シロかもしれないという目で、もう一度事件を見直さなければいけない』ということでした。
これは我々の仕事でも全く同じことです。もちろんスクープを取るために、相手はクロだと思って取材をするけれど、いや待てよ、ひょっとしたらシロじゃないか、ガセじゃないかという目でもう一度全体を見直すことで、シロであるということを裏付ける消極証拠が浮かび上がることがあります。現場には「白くする取材を忘れるな」と言っています。
そうした場合、絶対に撤収しないと致命的なダメージを負います。週刊文春の看板に大きな傷をつけることになってしまいます。そのまま突っ込むことは絶対してはいけない。白紙で出したほうがまだマシです。ファクトが全てなんですよ、我々の仕事は。敵とか味方とか、好きとか嫌いとかよりも、まず事実か事実じゃないかということが、私たちの取材の大前提であり、全ての出発点なのです」
<「スクープ主義で正のスパイラルを持続させたい」週刊文春・新谷編集長に聞く(下)>(
https://www.bengo4.com/internet/n_4787/
)に続く。
弁護士ドットコムニュース編集部
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