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法学論集

510小説吉田学校読者:2006/08/02(水) 21:05:57
すべてを失った先に虚脱するのは戸川昌子の「猟人日記」のようですけれども、この家族を許すのは、すでに神だけになっているのかもしれない。

「原因つくったパパも罪を償う」 奈良放火、長男と面会
http://www.asahi.com/national/update/0802/OSK200608020089.html

 奈良県田原本町の医師(47)宅が全焼し、母子3人が死亡した事件で、現住建造物等放火と殺人などの非行事実で家裁送致された長男(16)の第2回審判が2日、奈良家裁で開かれた。石田裕一裁判長は付添人の弁護士から申請のあった精神鑑定の採用を決めた。また、弁護士は医師の父親が事件後に長男と初めて面会した時の様子を記したメモを提出した。その中で父親は「暴力をふるったパパを許してくれ」と謝罪し、「原因をつくったパパも罪を償う」と、更生を願う気持ちを打ち明けている。
 弁護士によると、審判には父親が出廷。「医者にしたいとの自分の思いを押しつけて勉強漬けにし、思い通りにならないと乱暴を加えた」と打ち明け、髪をつかんで引きずり倒したり、殴ったりする暴力を10年間断続的に続けていたと述べた。父親は先月13日に奈良少年鑑別所で面会した。
 父親と長男の面会の様子を記したメモの内容は次の通り。
 7月13日、事件後、初めてA(長男の名前)に面会してきました。その時の様子を報告します。
 まず、会ってすぐ、Aは、直立して、「ごめんなさい」と謝ってくれました。話の途中からは、泣きじゃくって謝ってくれました。
 Aはやはり表現、言葉も顔の表情もうまくだせないようです。
 事件を起こしたときも、捕まった後も、人生をほかして(捨てて)いる様な感じです。
 捕まった後、何をしてももう一緒、もし外に出てもパパにしかられるし、自分は外ではもう生きられないと、自分から望みを絶ったのかもしれません。
 でも、しっかり反省していました。面会の後、鑑別所の職員が、「まだ一日見ただけですが、お父さんの前で、急に子どもらしい感情表現をしましたね」と言っていました。
 Aは父である私の愛情に非常に飢えている様子です。また、友達の友情にも心を動かされるようでした。私はできるだけ頻回にAに会って、少しでも心を開かせたいと思います。
 大まかな話の内容です。参考までに。
 私「パパが悪かった。おまえに度々暴力をふるって悪かった。家にいてもずっとパパに監視されていて、家にいるのがつらかったやろ」
 A(だまってうなずく)
 私「暴力ふるったパパを許してくれ」
 A(うなずき、少し涙)
 私「今、何か困っているものあるか? 何でも言いや。服のサイズはあれで合っているか?」
 A「サイズは合っているし、今は、何も欲しいものはない」
 私「ママらも死んでしまった。自分が何をしたかわかるやろ」
 A「ごめんなさい」(泣きながら謝る)
 私「3人とももう帰ってこない。罪を償わなければならない。原因をつくったパパも、罪を償う」
 A「ごめんなさい」(泣きじゃくりながら謝る)


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