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法学論集

296小説吉田学校読者:2006/05/20(土) 10:15:15
共謀罪は組織犯罪に対して適用されるわけですが、組織犯罪処罰と同様、「個別具体例で共同正犯に問えない」事案に窮余の一策として適用される可能性は大きいね。
「言ってるだけの人」を摘発するほど警察も暇じゃない。でも、アリバイ作りで無理やりやらせられるんだろうな。

刑減免より犯罪組織が怖い 共謀罪 刑事が反対する理由
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060518/mng_____tokuho__000.shtml

 窃盗など619種類の罪に関し、実行しなくても話し合えば罪になる「共謀罪」の新設法案。政府・与党は「犯罪組織摘発に必要」と強調し、自民・公明両党の衆院法務委員会での採決強行が目前といわれる。しかし、この主張には、元刑事など警察関係者からも「今に条文の拡大解釈が進み、治安維持法の復活につながる」との声が上がる。題して「刑事(デカ)さんたちが反対する、これだけの理由」−。
 関東地方のある駅前。男は巨体を揺すり、通行人をびびらせるようなこわもてで待ち合わせ場所に現れた。エナメルの靴、金色のブレスレット。並んで歩くのは勘弁願いたいと思う服装も、昔と変わりない。
 「こちら特報部」が、この男に会おうと思ったのは「日本を荒らしまくる外国人をしょっぴくには、共謀罪は欠かせない法律さ。さて、共謀罪の運用実務だがな」−こんな立て板に水の講釈を聞きたかったからだ。殺人、誘拐、放火など凶悪犯罪捜査一筋の刑事人生。「日教組と共産党は大嫌い」と吐き捨て、在日外国人も出入りする飲食店内で、ことさら韓国・朝鮮人や中国、ロシア人の蔑称(べっしょう)を口にするこの男なら、捜査現場での共謀罪の展開方法を楽しげに語るに違いない。
 繁華街裏手の居酒屋。警察人事の話などで、ひとしきり盛り上がると、男はショートホープの燃えさしを灰皿にこすりつけて、「キャリアが考えそうな法律だわな」と唇をゆがめた。
 「いいか。暴力団やらテロ集団一味の中から、警察に密告するヤツが出てくると思うか。しっかりした犯罪組織ほど、それはあり得ないんじゃないのか」
■重大な事件の捜査が手薄に
 でも、共謀罪法案には自首の減免規定があるから密告者も出るのでは?
 「坊や、あいかわらず、おりこうさんだねえ」と冷笑して、男は続けた。「それが甘いって言うのよ。刑が減免されたところで、組織の回し者に殺されたら何になる? 警察が一生、守ってくれるわけでもないのに。ヤクザとテロリストはな、警察より組織が怖いのよ。坊やの意見は、おりこうさんのキャリア官僚と同じ机上の空論ってやつよ」
 だから、年がら年中、盗聴をやるってとこに行き着くんじゃないですか?
 「ふん。そこは分からんけどね」
 「共謀罪が始まったら、きっと重大事件の捜査に支障が出てくるね」。男は、政府の国会答弁と正反対のことを言い出した。


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