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法学論集

2717とはずがたり:2017/11/28(火) 19:40:18

◆官公庁の食堂経営

 この破門状をめぐる“波紋”はヤクザ界にとどまらなかった。

 H氏は2015年3月まで、Nという東京を拠点とするレストラングループの経営に携わっていた。『会長』の肩書きの名刺を持ち歩き、H氏が代表を務める京都の会社の役員が、N社の役員にも名前を連ねていた。H氏の説明によれば、「買収したが、儲からなかったから売ってしまった」のだという(H氏の説明の詳細は後述)。

 N社は、H氏が“事実上のオーナー”だった時期に、国会記者会館、高等裁判所、総務省、町田市役所といった官公庁内に食堂を出店していた。

 首相官邸に隣接する国会記者会館(運営は衆議院)は国会記者クラブが常駐し、国会議員も食堂を利用することがある。高等裁判所にいたっては暴力団の違法行為が裁かれる場所だ。

 件の破門状をヤクザ界の常識に則って解釈するなら、そうした官公庁の施設が、暴力団の資金源になっていた可能性さえ出てくる。

 現在、N社を受け継いだ会社は、H氏との関係を一切否定しており、「H氏が事業に関与していた事実は全く承知していなかった」(衆議院事務局管理部管理課)など、各所も事実確認に追われている。

 話が大事になってきたので、破門状の真偽を確認することにした。暴力団という属性が、一般社会で決定的なマイナスになる現在、暴力団関係者かどうかの見極めには細心の注意を払う必要があるからだ。淡海一家の関係者に問い合わせると、こう説明した。

「その破門状はたしかにうちが出したものだ。高山総長が淡海一家を結成する前年の2002年に、京都にあった料亭で盃をした。自分も同席していた。高山総長が兄、自分とHが舎弟という“兄・舎弟盃”だった」

 ヤクザの盃事には、儀式の実際を進行する媒酌人が存在する。その媒酌人を務めた人物にも問い合わせたが、「高山総長とH氏の兄・舎弟盃をしたのは自分で間違いない」と証言した。前出・淡海一家関係者はこうも証言する。

「4〜5年前まで、私がHから月会費をもらい、淡海一家に届けていました。舎弟の会費は30万円だったけど、弘道会から買ったミネラルウオーターの割り当てがあって、31万数千円と半端な額だったことを覚えている」

 さらに取材を進めたところ、この破門状が複数の山口組系暴力団事務所に届いていたことも判明した。

◆「暴力団員だった事実はない」

 そうした証言を、H氏に当ててみた。自宅を訪問すると、インターフォン越しに当人が「後日、会社で説明します」と返答した。

 翌日、京都市内にある会社の応接室で、にこやかに我々を迎えたH氏は、「自分が暴力団組員だった事実は絶対にない」と断言した。


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