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法学論集

270小説吉田学校読者:2006/05/09(火) 21:24:02
我妻栄ネタで片言丸氏から何も反応がないので、真面目なことも書こう。

これは試行とはいえ革命的なことではないでしょうか?
試行ですから、問題点が深刻ならすぐ引き返すことができるとはいえ、実際にやってみることにするのはすごいことであります。日弁連、土本氏が述べるような問題点は多々あるとは思いますが、杉浦法相と松尾検事総長の決断には、素直に拍手。
今、公判前整理手続で、全国的に試行錯誤状態ですから、とりあえずやってみるというのはいいんじゃないんでしょうか。

容疑者取り調べ:検察が録画、録音へ 裁判員制度導入で
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060510k0000m040103000c.html

 最高検は9日、検察官による容疑者の取り調べ状況の録画・録音を試験的に行うと発表した。09年に導入される裁判員制度では、自白の任意性や信用性の争いで裁判が長期化した場合、制度が成り立たない恐れが指摘されていた。最高検は「裁判員となる国民に対し、自白の任意性を分かりやすく立証する方法を検討したいため」と説明。試行を重ねたうえで正式導入の方向で検討する。従来、検察当局は「容疑者が真実を話さない」として、日本弁護士連合会などが要望した録画・録音に応じておらず、日本の刑事司法の大きな転換となる。
 最高検によると、録画・録音は東京地検などで今年7月から1年半試行する。警察官による取り調べは対象外。すべての事件ではなく、検察官が「自白の任意性を立証するため必要」と判断した場合に限って行う。録画・録音の範囲も「真相解明に支障が出ない範囲内」に限定する。試行期間中もビデオテープなどを裁判の証拠として提出することがあるという。
 録画・録音を巡っては、日弁連が自白の強要など違法な捜査を防ぐ観点から導入を強く要望してきた経緯があるが、最高検は「あくまでも分かりやすい立証方法を検討するための試行で、取り調べは適法に行われている」と強調した。
 杉浦正健法相は同日の閣議後会見で「裁判員制度の下では裁判員の負担を軽減しつつ、裁判員に分かりやすい、迅速かつ充実した審理を行うことが重要で、今回の試行は重要な意義がある」と述べた。【木戸哲】
 ▽日弁連「取調べの可視化実現本部」本部長代行、田中敏夫弁護士の話 日弁連として可視化(録画・録音)を提案しており、今回の試行を一歩前進と評価したい。だが警察段階の可視化が全く手付かずで、検察でも実施が検察官の裁量に任された問題が残る。否認していた被疑者の自白部分だけの録画・録音を証拠として出すことが可能で、否認段階と比較できない。調べの全過程の可視化を義務化すべきだ。
 ▽土本武司・白鴎大学法科大学院教授の話 裁判のプロではない裁判員でも自白の任意性が理解しやすく、迅速な公判を促すという観点から、あくまで任意性立証の目的で録画・録音をやってみるのは、妥当な措置だと思う。その一方で、取り調べを録画・録音をすることで、被疑者から本当の自白が得られるのかどうかという懸念も生じる。今回は現行法の範囲内での運用だから、プラス効果が出るか、マイナス効果が出るか、弾力的に試行してみればよい。
毎日新聞 2006年5月9日 21時17分


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