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法学論集
2213
:
名無しさん
:2015/06/27(土) 22:13:25
>>2212
仕事もせずに執筆
仕事場には、頼れる先輩や、可愛い後輩もできた。しかし彼は、過去に許されない罪を犯した自分が、他人に受け容れられていいのか―そんな自意識に苦しんだと告白。結局、'12年冬、溶接会社に辞表を提出した。
〈会社を辞めてからは、自分の物語を自分の言葉で書いてみたい衝動に駆られた。記憶の墓地を掘り返し、過去の遺骨をひとつひとつ丁寧に拾い集め、繋ぎ合わせ、組み立て、朧に立ち現れたその骨格に、これまでに覚えた言葉で丹念に肉付けしていった〉
そうして、仕事もせずに執筆したのが、『絶歌』だった。巻末には、「被害者の家族の皆様へ」と題された、謝罪と反省の言葉が収められている。
〈自分の過去と対峙し、切り結び、それを書くことが、僕に残された唯一の自己救済であり、たったひとつの「生きる道」でした。僕にはこの本を書く以外に、もう自分の生を掴み取る手段がありませんでした。
本を書けば、皆様をさらに傷つけ苦しめることになってしまう。それをわかっていながら、どうしても、どうしても書かずにはいられませんでした。あまりにも身勝手すぎると思います。本当に申し訳ありません〉
出版を受け、土師淳くんの父親・守さんは「今すぐに、出版を中止し、本を回収してほしい」と語った。その声をどう考えるか、前出の担当編集者・落合氏に訊ねたところ、以下のような答えが返ってきた。
「出版について事後報告になってしまったということのお詫びと、なぜ自分がそうまでしてこの本を出すかということについて説明した著者の手紙と、本そのものをご遺族にお送りしています。
本と手紙とを、合わせて読んで頂きたいと思っています。もちろん、その上で差し止めなどの求めがあれば、改めて対応を検討したい」
初版10万部。各地の書店で売り切れが相次いでいるが、「印税の使い道は本人に任せており、出版社からは何も提案していない」(落合氏)という。
自分が生きるために手記をまとめたという元少年A。手記が売れていることで少なからぬカネも手に入るだろう。これで区切りは付いたとばかり、そのカネで彼はこれまでと同様、素姓を隠して生きていく。
「週刊現代」2015年6月27日号より
週刊現代
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