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法学論集

1851とはずがたり:2011/04/13(水) 12:18:16

資料改竄 前田元検事に実刑 大阪地裁判決、懲役1年6月
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000107-san-soci
産経新聞 4月13日(水)7時57分配信

 大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)事件で、郵便不正事件の証拠品だったフロッピーディスク(FD)のデータを書き換えたとして、証拠隠滅罪に問われた元主任検事、前田恒彦被告(43)の判決公判が12日、大阪地裁で開かれた。中川博之裁判長は「刑事司法の根幹を破壊しかねない行為で極めて強い非難に値する」と述べ、懲役1年6月(求刑懲役2年)の実刑を言い渡した。

 判決は、改竄を隠蔽(いんぺい)したとして犯人隠避罪で起訴され、全面無罪を主張している元特捜部長、大坪弘道(57)と元副部長、佐賀元明(50)両被告の「犯行」については全く触れなかった。今後は大坪、佐賀両被告による隠蔽の有無に焦点が移る。

 判決理由で中川裁判長は、厚生労働省元局長の村木厚子さん(55)=無罪確定=らを逮捕、起訴した郵便不正事件の証拠品であるFDデータを改竄した動機について「見立てと整合しないFDが公判に持ち出されて紛糾することや、上司に報告していないことで叱責を受けて信頼を失うことを恐れ、『いやらしい証拠』であるFDの改変行為に及んだ」と指摘。「(FD元データが印字された)捜査報告書が作成されていなければ、村木さんに重大な不利益が生じる恐れがあった」と述べた。

 また、前田被告が逮捕直後から起訴内容を認め、深く反省している点など有利な事情に触れた上で、「検察官の有利な方向に証拠を改変した例を見ない犯罪。社会に与えた衝撃の大きさも重く考慮せざるを得ない」と実刑を選択した理由を述べた。大坪、佐賀両被告の初公判は今秋にも開かれる見通し。

 前田被告の話「判決を厳粛に受け止める。控訴するかどうか、弁護団と相談して決めたい」

 ◆検察は特殊な組織

 元厚労省局長の村木厚子さんの話「前田元検事は『申し訳ない』と責任を感じて反省しているように述べているが、国民に対して責任を感じているのではなく、検察庁という自分が所属していた組織に迷惑をかけたことを申し訳ないと言っているとしか思えない。検察庁というのは特殊な組織だと思う」

 村木さんの主任弁護人を務めた弘中惇一郎弁護士の話「刑事裁判で『真相解明』ができるとはかぎらないことを改めて感じた。それでも、元特捜部検事という立場の人が、検事として取り扱った事件の処理で実刑に処せられたことの歴史的意味は大きい」

 最高検の小津博司次長検事の話「検察官が証拠を改竄するという刑事司法の根幹を揺るがす犯罪につき実刑判決が言い渡されたことを厳粛に受け止める。国民の皆さまに深くおわび申し上げ、検察の再生に全力で取り組んで参りたい」

【用語解説】押収資料改竄・犯人隠避事件

 障害者団体向け割引郵便制度の公的証明書を偽造したとして大阪地検特捜部が平成21年5〜6月、厚労省元局長=無罪確定=と同省元係長=公判中=を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕。この捜査で押収したフロッピーディスクのデータを事件の構図に合うように改竄したとして最高検は22年9月、証拠隠滅容疑で元主任検事を逮捕。同10月、改竄を隠蔽したとする犯人隠避容疑で元特捜部長と元副部長を逮捕した。

最終更新:4月13日(水)9時21分


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