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法学論集

156とはずがたり:2006/03/12(日) 13:58:35
殺人罪で国際手配のペルー人 母国TVで無実主張
http://www.asahi.com/national/update/0311/TKY200603110277.html
2006年03月12日08時32分

 群馬県太田市の公園で01年10月、木村唯雄さん(当時69)が刺殺された事件で、殺人容疑で国際手配されたペルー国籍の男が現地で朝日新聞記者の取材に応じ、容疑を否認して「疑惑を晴らしたい。警察が来るのを待っている」と語った。日本とペルーの間には犯罪人引き渡し条約がなく、身柄を確保できる見通しは立っていない。捜査は最終局面で法制度の壁にぶつかっている。

 木村さんは01年10月14日午前、地域の運動会を公園に見に行き、トイレで背中などを刺されて死亡した。県警の捜査本部は今年2月、殺人容疑でペルー国籍のディアス・サンチェス・リカルド・モイセス容疑者(39)の逮捕状を取り、警察庁を通じて国際手配した。

 ディアス容疑者は事件から3年後の04年9月、入管法違反(不法残留)で国外退去処分となり、帰国していた。指名手配後、地元テレビ局のインタビューに応じ、ニュース番組で無実だと訴えた。朝日新聞記者は同局の再取材に同行した。

 首都リマ市内の住宅に妻子4人と暮らすディアス容疑者は、本人であることの証明を求めるとパスポートを示した。

 指名手配について「悪い夢のようだ」と語り、「疑惑を晴らしたい。警察が来るのを待っている」と容疑を全面的に否定。事件当時は現場近くに住んでいたことから警察から事情を聴かれたが「当時から事件とのかかわりは否定していた」と話した。

 さらに「自分の誕生日だった事件前日の夜から当日の昼過ぎまで、太田市内のディスコやカラオケ店で酒を飲んでいた」と繰り返してアリバイを主張した。

◇条約なし、身柄確保に壁

 難航していた捜査はディアス容疑者が帰国して4カ月後の昨年1月に急展開した。現場のトイレの壁から採取していた指紋と掌紋がともにディアス容疑者のものと一致した。捜査本部が改めて知人らに確認すると「帰って来た時、手などに血のようなものが付いていた」などといった証言が次々と得られた。

 だが、捜査本部がペルーに出向き、強制的に身柄を押さえることはできない。法務省国際課によると、犯罪人引き渡し条約を結んでいない国に対しては、外交ルートを通じて引き渡しを請求するしかない。警察庁や検察庁が外務省を通じて事務レベルで交渉する。

 日本が条約を結んでいるのは米韓2国だけだ。相互主義の原則で、相手国民の引き渡しを受けるためには自国民の引き渡しが求められる。条約締結の際には容疑者が拷問などをされずに適正な扱いを受けるかどうかなどを慎重に検討する必要があるという。

 日本、ペルー間ではペルー政府が03年7月、日本国籍をもつフジモリ元大統領が軍部による市民の虐殺事件を指揮した疑いがあるとして身柄の引き渡しを求めたが、日本側は応じなかった経緯がある。


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