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法学論集

1521チバQ:2009/11/13(金) 22:33:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20091112/CK2009111202000108.html
黒羽刑務所にも世界不況の影 受刑者作業も『受注減』
2009年11月12日

刑務所内にある受刑者が製作した家具などの展示・販売コーナー。技術を身に付けることが社会復帰につながる=大田原市で


 「刑務所」が揺れている。世界的不況などの影響で受刑者の仕事が減り、過剰収容の問題なども取りざたされる。実際、刑務所の現状はどうなっているのか。約千八百人の受刑者を抱える県内最大規模の黒羽刑務所を訪ね、“塀の中”をルポした。 (上田千秋)

 大田原市寒井の黒羽刑務所。同市のほぼ真ん中に位置する同刑務所は田畑に囲まれ、周辺に人家や商店はまばらだ。刑務官の案内で鍵が掛かった扉をいくつも通り、工場内に足を踏み入れる。体育館ほどの広さの作業スペースで、そろいの緑色の作業着にグレーの帽子をかぶった二十代から七十代までの受刑者が一心不乱に手を動かしていた。

 作業内容は、紙を折ったり文房具やハンガーを組み立てるといった単純作業から、プロの職人が彫ったかと見まがうような日光彫のタンス製作まで、その内容は幅広い。同刑務所の駒澤守首席矯正処遇官は「受刑者の年齢や体力、能力に応じて作業内容を分けているんです」と説明する。

 同刑務所は一九七一年に開設。東京ドーム四・五個分の二十万八千平方メートルの敷地に、比較的犯罪傾向が進んでいない男の受刑者約千八百人が収容されている。うち外国人が一割強を占め、平均刑期は三・九年という。

 同刑務所は過剰収容の問題はないものの、昨秋の世界的金融危機が微妙な影を落としている。懲役刑は受刑者が作業をすることが前提だが、自動車関連を中心に受注が減ったといい「何もさせないわけにはいかないので、完成品を点検する回数をあえて増やしたりして対応している」と駒澤さんは明かす。

 刑期を終えた受刑者の社会復帰は簡単ではなく、刑務所内で技術を身に付けられるかどうかは大きなポイントになる。同刑務所でも、できるだけ技術が残る作業をさせるよう心掛けているという。駒澤さんは「仕事が増えれば、それだけ受刑者の技能や知識が高まる。それが社会復帰につながるということを理解してほしい」と訴えた。

 受刑者が製作した家具などを展示・販売する「第二十六回黒羽矯正展」が二十三日、同刑務所で開かれる。受刑者の作業を見学できるほか、受刑者と同じ食事を有料(三百五十円)で試食できるコーナーもある。問い合わせは同刑務所=(電)0287(54)1198=へ。


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