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法学論集

1223名無しさん:2008/07/25(金) 08:13:32
防衛汚職:秋山容疑者、肩書使い分け蓄財 裏金の流れ、焦点に(2/2)

◇喫茶店主から永田町へ

 秋山容疑者は東京都港区の私立高輪高校から立正大に進学し、その後、東京・神保町で喫茶店のマスターになった。当時の知人は「店の隅っこで、法の網をかいくぐって稼ぐ手法が解説された本を読みふけっていた」と語る。

 政界との接点ができたのはそのころで「小説吉田学校」の作者で政治評論家、故戸川猪佐武氏の事務所に出入りしたのをきっかけに、金丸信・元自民党副総裁(故人)と親しい女性の運転手になり、議員秘書に顔が売れ始めた。米国人実業家とも知り合い、15年ほど前から毎年、国会議員の米軍視察の案内役を任された。このころ前防衛事務次官、守屋武昌被告(63)とも知り合った。

 02年、日米平和・文化交流協会の前身「日米文化振興会」の専務理事に就任すると、久間章生元防衛相、額賀福志郎、瓦力両氏ら防衛庁長官経験者だけでなく、福田康夫首相、前原誠司民主党副代表ら与野党の大物を理事に取り込んだ。

 この理事リストを手に防衛企業を訪ねるなどし、三菱重工業、石川島播磨重工業、神戸製鋼などの会員企業を獲得した。【大場弘行、石川淳一】

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 ■解説
 ◇政界追及、ハードル高く

 秋山直紀容疑者の脱税容疑での逮捕は、防衛利権の解明を進めてきた東京地検特捜部の捜査が最終盤にさしかかったことを意味する。特捜部は昨年から、秋山容疑者を通じて防衛関連企業の資金が政界に流れた可能性があるとみて捜査してきたが、解明は十分に進んでいない。今後の捜査の展望が開けるかどうかは、秋山容疑者が多額の資金の使途について具体的な供述をするかにかかっている。

 前防衛事務次官、守屋武昌被告(63)の汚職事件に絡んで特捜部は昨年秋、日米平和・文化交流協会を捜索して資料を押収、所得隠しの一端をつかんだとみられる。米司法当局に捜査共助を依頼し、米国法人を隠れみのにした資金の動きを調べた結果、今年5月に検察内部で脱税容疑での立件が検討された。

 しかし、「政界捜査の展望がない中、通常国会開会中の逮捕は無用の混乱を招く」などと難色を示す幹部もあり、着手は先延ばしされた。特捜部は東京国税局と協力し、約2カ月間かけて改めて秋山容疑者を巡る資金を精査し、国会閉会中の逮捕にこぎつけた。

 今後、秋山容疑者と政界とのつながりを浮かび上がらせるには、防衛企業側が払ったコンサルタント料の趣旨や、秋山容疑者側の使途を解明することが不可欠。だが、秋山容疑者は今年1月の参院参考人質疑でも不正な資金提供などの疑惑を強く否定しており、ハードルは高い。それを突き崩す証拠をいかに集められるかが焦点となる。【安高晋】


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