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法学論集

1013名無しさん:2007/08/13(月) 23:01:21
 父親は「社会に息子の受け皿はなかった」と振り返った。息子も「なぜ自分だけみんなに嫌われるのか」と自分を責めたという。

 20代前半、初めて逮捕された事件の裁判で、父親は「息子を刑務所に入れて下さい」と訴えた。「どうすればいいか分からなかった」。息子は、窃盗が悪いことと分かるようになっていたが「人のお金を取る」という欲望は抑えられなかった。

 以後、計7回起訴され、それぞれ1〜2年半の懲役を受けた。20歳からの14年間のうち10年以上を刑務所で過ごした。刑務所から父にあてた手紙には「今度こそ更生します」。だが、刑務所は息子を更生できなかった。

 父親が「余命を考えると最後かもしれない」と臨んだ8回目の判決は今月6日にあった。息子は「自分が一般の社会で働くことは困難。出所後は、強制的な施設に入ります」と初めて施設に入ることに積極的な姿勢をみせた。

 判決は「被害者に思いを致さず、窃盗を繰り返してきたことは非難を免れない」とする一方、「障害のため、仕事に支障があったのは不幸なこと」と酌量した。

 控訴せず、刑は確定する見込みだ。

 父親は「国が認めた障害者を漫然と、刑務所に送り続けてきた司法の姿勢に疑問を感じる。息子にとって刑務所は意味がない」と力なく話した。


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